ヒューストン・ロケッツが開幕1勝16敗から6連勝達成!
再建真っただ中のヒューストン・ロケッツが現地5日、本拠地トヨタ・センターで行われたニューオリンズ・ペリカンズ戦に118-108で勝利。シーズン7勝16敗とし、ウェスト13位に浮上した。
開幕3試合目から15連敗を喫し、11月23日の時点で1勝16敗とNBA史上ワースト成績を記録しそうなペースだった今季ロケッツ。だがそこから6連勝で見事なV字回復だ。ESPNによると、15連敗以上した直後に6連勝をあげたチームは、米4大プロスポーツ(NBA/NHL/MLB/NFL)において今回のロケッツが初だという。
この日のロケッツは、エリック・ゴードンとクリスチャン・ウッドがそれぞれ23得点で活躍。前半を57-49で上回ると、後半は大部分で2ゴール差以上を維持して快勝を収めた。
敗れたペリカンズは、ブランドン・イングラムがシーズンハイの40得点で大奮闘している。
前述した通り、15連敗から一転して6連勝というのはプロスポーツ史でも極めてレアな出来事。ここ2週間でのロケッツは一体何が変わったのか?
まず第1にスケジュールが緩くなったこと。ロケッツは直近6試合中5試合がホームゲームで、対戦相手はOKC×2、ブルズ、ホーネッツ、マジック、ペリカンズ。ブルズとホーネッツは今季イーストのプレイオフチームだが、両チームとも感謝祭直後のロードゲームで少し気が緩んでいたのかもしれない。
加えて、ドラ2新人のジェイレン・グリーンの離脱。今季のグリーンは開幕18試合で平均FGアテンプト数12.7本から成功率38.2%と精彩を欠いていたが、ハムストリングの怪我でここ5試合を欠場。グリーンの非効率なショットが他の選手に回るだけでチームの得点効率は改善する。
次のロケッツの対戦相手はイースト首位のブルックリン・ネッツで、その次は昨季王者のミルウォーキー・バックス。どちらもホームゲームだが、この2試合を無傷で乗り切るのは難しそうだ。
ボックススコア:「NBA」