ショーン・マリオンが今季限りで現役引退か
クリーブランド・キャバリアーズのフォワード、ショーン・マリオンが、今シーズンいっぱいで16年にわたるNBAキャリアに終止符を打つ決断をしたようだ。
キャブスがフェニックス・サンズの本拠地を訪れた現地13日、マリオンはフェニックス地元紙『az central』のインタビューで引退への意向を表明。あと3シーズンは現役を続ける体力が残っているとする一方で、それ以上に生まれたばかりの息子との時間を大切にしたいと語った。
「最大の理由は息子がいること。息子を愛しているんだ。定期的にしか彼と会えないのは辛い。写真やビデオで息子の成長を見届けるのは辛いんだ」
– マリオン
現在生後8か月のマリオンジュニアは、クリーブランドから約560km離れたシカゴに暮らしている。
マリオンは13日のサンズ戦で22分間出場し、6得点/11リバウンドを記録。デビューから8年を過ごしたフェニックスのUSエアウェイズ・センターに最後の別れを告げた。
ザ・マトリックス
ショーン・マリオンは1999年ドラフトでフェニックス・サンズから全体9位指名を受けNBAデビュー。サンズ全盛期の00年代中盤には優秀なオールラウンドプレーヤーとして大活躍し、スティーブ・ナッシュやアマーレ・スタウダマイアーらと共に歴代最強クラスのラン&ガン・オフェンスでリーグを席巻した。
▼04-05サンズのラン&ガン
マリオンは2008年にマイアミ・ヒートへとトレード移籍し、その後トロント・ラプターズを経て、2009年にダラス・マーベリックスへと移籍。2010-2011シーズンには12.5得点、7リバウンドを平均してマブスのチャンピョンシップランに大貢献し、キャリア初のNBA制覇を果たしている。
▼マリオン、マブス時代
16年のキャリア平均で15.4得点、8.8リバウンド、1.5スティール、1.1ブロックを記録。オールスターに4度、オールNBAサードチームには2度選出された。将来はバスケットボール殿堂入り?少なくとも議論するに値する選手だと思う。
▼マリオンのキャリアショット分布マップ
マリオンはキャリア通算で17,636得点、10,050リバウンド、1,230ブロックに加え、791本のスリーポイントを成功させている。攻守の両方でこれだけ広範囲にわたって何でもこなせるオールラウンダーは滅多にいない。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「az central」