スパーズが22点差からダブルOTでロケッツに大逆転
現地3日、サンアントニオ・スパーズは本拠地AT&Tセンターでヒューストン・ロケッツと対戦。中盤の大量得点差を跳ね返し、ダブルオーバータイムの末に135-133で劇的な大逆転勝利を掴んだ。
この日の試合は、序盤から主導権を握ったロケッツが第3Q残り2分で22点リードを奪取。このままワンサイドゲームで終わるかと思われたが、そこからスパーズの2年目ウィングが覚醒してチームを救う。
ロニー・ウォーカー四世
第3Q終盤まで無得点と目立った活躍のなかったこの日のロニー・ウォーカーは、22点ビハインドに陥った直後にフリースローとレイアップを決めてリズムを掴むと、第4Qに入ってから大爆発する。
最終ピリオドのウォーカーは1度もベンチに下がることなく12分間プレイし、3本のスリーを含む8本中7本のFG成功からピリオド19得点を獲得。エネルギッシュなプレイでスパーズのカムバックを牽引し、第4Q残り1分30秒からは8連続得点をあげて試合を延長戦に持ち込んだ。
ウォーカーはOT最初のポゼッションでもスリーポイントショットを沈め、最終的にキャリアハイの28得点をマーク。終盤はジェイムス・ハーデン相手の守備でも奮闘した。この日の活躍がブレイクのきっかけになれば嬉しい。
デローザンが試合をクローズ
延長戦ではデマー・デローザンが9得点をあげてステップアップした。
試合は延長5分でも決着が付かず、ダブルオーバータイムに突入。スパーズは第2OT残り40秒で2点ビハインドの窮地に立たされたが、そこからデローザンが3本のフリースローを沈めて逆転。
さらにデローザンは、ロケッツのファイナルポゼッションでハーデンからオフェンシブチャージングを引き出すファインプレイを決め、チームに勝利をもたらした。
ラマーカス・オルドリッジ不在の中、同州のライバルチームから金星をあげたスパーズは、ブリン・フォーブスが25得点、デローザンが23得点、9アシストを記録。フォーブスは第2OTに6ファウルで退場となったが、オーバータイム終盤に同点のスリーを沈めるなど勝利に大貢献した。
他にはヤコブ・ポートルが41分の出場でキャリアハイ15リバウンド、5アシスト、5ブロックを記録。レギュレーションの最後には、ハーデンの決勝アテンプトを叩き落とす値千金のブロックを決めている。
敗れたロケッツは、ハーデンが50得点で大奮闘。FG38本中11本とジャンプショットこそ振るわなかったものの、フリースローを24本中24本のパーフェクトで成功させた。
ボックススコア:「NBA」