スパーズがチャンドラー・ハッチソンをウェイブ、今季の本契約選手が16人に
現地9月4日、サンアントニオ・スパーズがフォワードのチャンドラー・ハッチソンをウェイブした模様。『San Antonio Express-News』のトム・オスボーン記者がスパーズからの公式声明として伝えている。
2018年ドラフト22位指名のチャンドラー・ハッチソンは、今年8月に成立した5チーム間のトレード(ラッセル・ウェストブルックのLA移籍)でワシントン・ウィザーズからスパーズへと移籍したばかりの選手。昨季はブルズとウィザーズの2チームで合計25試合に出場し、4.3得点、3.1リバウンドを平均した。
2021年に入ってからのスパーズは、3月にラマーカス・オルドリッジをバイアウトし、8月にはデマー・デローザンとパティ・ミルズ、ルディ・ゲイが他のチームに移籍。カワイ・レナードが退団した2018年以降のチームを支えた大ベテラン4選手と決別し、今季からついに若手中心の本格的な再建に突入する。
今年のドラフトでは、まだまだ未成熟ながら高いポテンシャルを秘めた今季最年少のジョシュ・プリモを全体12位で指名。さらにオフシーズンのFA/トレードでザック・コリンズやダグ・マクダーモット、ブリン・フォーブス、サディウス・ヤング、ジョック・ランデールらを獲得した。
2021-22スパーズのデプスチャートは:
- PG:デジャンテ・マレー、ブリン・フォーブス、トレ・ジョーンズ
- SG:デリック・ホワイト、ロニー・ウォーカー、ジョシュ・プリモ
- SF:ケルドン・ジョンソン、ダグ・マクダーモット、デビン・バッセル
- PF:サディウス・ヤング、ルカ・サマニッチ、アル・ファルーク・アミヌ
- C:ヤコブ・パートル、ザック・コリンズ、ジョック・ランデール、ドリュー・ユーバンクス
今回チャンドラー・ハッチソンをウェイブしたことで、今季スパーズの保証契約は16選手。本契約でレギュラーシーズンのロスターに残れるのは15選手(+ツーウェイ2人)なので、ここからあと1人リリースする必要がある。
現地メディアの報道によれば、複数のチームがサディウス・ヤングとアル・ファルーク・アミヌ獲得に関心を示しているとのこと。特に今季で契約満期となるヤングは、プレイオフチームが欲しがるタイプのベテランフォワードであり、スパーズにとって貴重なトレードアセットだ。
参考記事:「San Antonio Express-News」