レナード復帰のスパーズがキングスに快勝、パーカーは3試合連続の20得点超え
サンアントニオ・スパーズが現地24日、ロードゲーム8連戦の6試合目となったサクラメント・キングス戦に108-92で快勝。オールスターブレイク後初となる二桁点差勝利を手にし、今季成績を48勝9敗とした。
この日のスパーズは出だしからキングスのハイペースにリズムを乱され、最初のフィールドゴールアテンプト12本中9本に失敗。3試合の欠場から復帰したカワイ・レナードも5本連続でシュートを外すなど、例のごとくスターターの立ち上がりが最悪だったが、第1Q半ばにチャックインしたカイル・アンダーソンのオールラウンドな活躍により、何とかゲームの流れを変えることに成功する。
アンダーソンが第1Q残り5分からの10分間で10得点、6リバウンド、3アシストを挙げてチームを勢いづけると、第2Q中盤にはレナードがステップアップして7連続得点を獲得。その一方でキングスの第2Q得点を14点に抑える好守備を展開し、スパーズは49-38の11点リードで試合を折り返した。
▼レナードの3点プレー
▼カイル・アンダーソン
いい流れでハーフタイムを迎えることができたスパーズだが、後半になると再びスターターのパフォーマンスが失速。キングスに21-9のランを許し、第3Q残り5分40秒で試合をひっくり返されてしまう。前半FG成功0本の1得点に終わったデマーカス・カズンズは、第3Qに大きく調子を上げ、ピリオド16得点を獲得する大暴れをみせた。
▼カズンズの初FGはダンク&ワンスロー
そこからスパーズはセカンドユニットの奮闘で猛反撃を開始し、第3Q終了までに主導権を奪い返すと、第4Q開始6分で20-6のランを展開して一気にリードを20点に拡大。第4Q終盤には、トニー・パーカーの連続フィールドゴールで巻き返しを図るキングスを振り切り、最後まで二桁点差を維持したまま敵地で快勝を収めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 25 | 24 | 27 | 32 | 108 |
SAC | 24 | 14 | 32 | 22 | 92 |
スパーズは、パーカーがゲームハイの23得点、6アシスト、FG成功率65%をマーク。パーカーはこれで3試合連続での20点超えとなる。
他には、レナードが18得点/8リバウンド/4スティール、4本のスリーを沈めたグリーンが16得点/7リバウンド/3スティール、アンダーソンが14得点/8リバウンド/2スティールと、それぞれオールラウンドに活躍した。
▼パーカー、23得点
また、FG成功数11本中2本の7得点とオフェンスでやや精彩を欠いたラマーカス・オルドリッジは、5ブロックを叩き出してディフェンス面で大貢献。その一方でティム・ダンカンは、12分の出場でキャリア2度目となる無得点を記録した。
敗れたキングスは、カズンズが22得点/10リバウンドのダブルダブル、レイジョン・ロンドが7得点/18アシストをマークしている。
今後スパーズは、25日にジャズ、27日にロケッツとそれぞれアウェイで対戦。それでようやく8試合に及ぶロデオ・ロードトリップを終える。
ボックススコア:「NBA」