サンアントニオ・スパーズがホーム開幕戦でマーカス・モリスに勝利
サンアントニオ・スパーズが現地10月23日、本拠地AT&Tセンターで行われた2019-20シーズン開幕試合でニューヨーク・ニックスと対戦。ミス連発で苦戦しながらも、120-111で初戦を白星で飾った。
この日のAT&Tセンターは、予想通り試合前からマーカス・モリスへのブーイングに包まれた。カワイ・レナードやザザ・パチュリアの時ほどではなかった気もするが、イントロダクションから盛大なブーイング(モリスがSASファンに嫌われる理由)。
試合が始まっても、モリスがボールを触る度にブーイング。そんな超アウェイな状況に揺さ振られることなく、ゲーム最初のショットを冷静に決めてくるあたりは、さすが大ベテランと言わざるを得ない。
https://twitter.com/nyknicks/status/1187169119143190530
この日のスパーズはシーズン初戦ということもあってか、勝利したもののかなり“スパーズらしくない”試合内容だった。
ターンオーバーやファウルといったミスを最小限に抑えるのがスパーズ・アイデンティティの一つだが、この日の試合では合計で21ターンオーバーを記録。スパーズが1試合で21ターンオーバー以上を出してしまうのは、2012年11月以来7年ぶりで、2000年以降で3度目となる。
それでも前半はデジャンテ・マレーやブリン・フォーブスらガード陣の奮闘で主導権を掌握。後半に入ってから大失速して、第4Q序盤で6点ビハインドに陥ったが、そこからラマーカス・オルドリッジや絶不調だったデマー・デローザンらベテラン組がステップアップして18-0のランを展開し、一気に試合をひっくり返した。
スパーズはオルドリッジがチームハイの22得点を記録した他、フォーブスが12本中7本のショットを決めて20得点をマーク。膝前十字靱帯断裂の重傷から1年ぶりの公式戦復帰となったデジャンテ・マレーは18得点、8リバウンド、6アシスト、3スティールとオールラウンドな大活躍を見せた。
▼マレー!!!!!!
https://twitter.com/NBA/status/1187257413738455041
またマーカス・モリスの代わりにスパーズに加入したトレイ・ライルズは、PFとして先発出場し8得点/11リバウンドで勝利に貢献。アグレッシブにリバウンドを狙いに行くハングリーさがとても良かったと思う。
一方で敗れたニックスは、マーカス・モリスがゲームハイの26得点で奮闘。ジュリアス・ランドルが25得点、11リバウンド、6アシストのダブルダブルを記録した他、2019ドラフト3位指名のRJ・バレットはFG13本中9本成功から21得点で堂々のNBAデビューを飾った。
次にスパーズは、現地26日にホームでワシントン・ウィザーズと対戦。ニックスは25日にブルックリン・ネッツとニューヨーク対決を繰り広げる。
ボックススコア:「NBA」