トレイ・ヤング、審判への暴言で2万ドルの罰金処分に
NBAは現地11日、審判に対して不適切な発言をしたとして、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングに2万ドルの罰金処分を科すことを発表した。
ヤングが問題の行動を起こすきっかけとなったのは、現地10日に行われたホークス対マブス戦のファイナルプレイでの判定だ。
試合は第4Q残り4.7秒でマブスの1点リード、ホークスボールという状況。ヤングがスクリーンをセットした際に、ウィリー・コーリー・スタインとの接触でフロアに倒されるが、審判の笛は鳴らず。ホークスはセットプレイをエクスキュートできず、そのままラストショットに失敗して惜敗を喫することとなった。
試合終了のブザーの直後、ヤングは近くにいた審判に激しい剣幕で詰め寄り、この行動がペナルティの対象となった。
ヤングのスクリーンは完璧で、そこにコーリー・スタインから衝突したのは間違いない。ただ、それほど激しいコンタクトではなく、コーリー・スタインが腕を突き出したわけでもないので、ファウルだったかどうかは微妙なところ。
もしスクリーンをセットしたのが同じようなサイズのビッグマンであれば、転んですらいなかったレベルの接触プレイのようにも思える。
また試合の序盤や中盤ならまだしも、勝敗を決するファイナルプレイで、この程度のオフボール・コンタクトがファウルコールされることはほとんどない。
なおNBAは試合後、問題のプレイについて「ノーコールの判定で正解だった」と改めてコメント。ビデオレビューの結果、「ルール上、あの状況でのウィリー・コーリー・スタインには、背後からのスクリーンに対して自然に一歩を踏み出す権利があり、実際にそのように動いた。それがコーリー・スタインとヤングの偶発的かつルール的に問題のないコンタクトに繋がった」と説明した。
参考記事:「ESPN」