古巣凱旋のデリック・ローズにブルズファンから「MVPコール」
シカゴ・ブルズ本拠地のファンたちは、約2年ぶりとなる元フランチャイズスターの凱旋を心から歓迎した。
現地26日にユナイテッドセンターで行われたミネソタ・ティンバーウルブズとシカゴ・ブルズの一戦は、デリック・ローズにとって移籍後2度目の古巣での試合だ。2016年にニックスの一員として初凱旋した時は、ボールを触るたびにブーイングが鳴るなど決して歓迎ムードではなかった。だが今回は試合前の選手紹介から拍手が巻き起こり、ローズが得点を決めれば歓声が上がった。
さらに試合終盤には、カウント・ワンスローのプレイを決めたローズがフリースローラインに立つと、ユナイテッドセンターから『MVP』コール!!
いくらかつてのエースとはいえ、敵軍の選手がここまで歓迎されるのは極めて稀。古巣ファンからのMVPコールに思わず笑みをこぼすローズの姿がとても印象的だ。
この日のローズは、チーム最多の24得点、8アシストをマークし、ウルブズを119-94での勝利に牽引。試合後には、「シカゴ・ネイティブ」とプリントされたニット帽を被って取材に応じ、「昔のことを思い出させてくれた」とブルズに対する想いを話した。
「素晴らしかったよ。あんな風に歓迎されるとは思わなかった。感情が込み上げてきたよ。この場所には今でも僕をサポートしてくれる人がいる。感謝の気持ちでいっぱいだ」
– デリック・ローズ
今季のローズは、30試合の出場で18.5得点、4.6アシスト、スリー成功率46.9%を平均。2012年プレイオフでACL断裂の重傷を負って以降でベストなシーズンを送っており、今季シックスマン賞の有力候補の一人となっている。
ウルブズはローズの他、カール・アンソニー・タウンズが20得点、20リバウンドのダブルダブルで勝利に貢献。敗れたブルズは、足首の捻挫から復帰したザック・ラビーンが28得点、ラウリ・マルカネンが16得点を記録した。
ボックススコア:「NBA」