【GSW-UTA第3戦】スプラッシュブラザーズ不調もKDが38得点、ウォリアーズ3連勝
現地6日にソルトレークシティーで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ユタ・ジャズのカンファレンス・セミファイナル第3戦は、クラッチタイムの攻防を制したウォリアーズが102-91で勝利。シリーズを3勝0敗とし、ウェストファイナルまであと1勝に迫った。
KDが爆発
チームオフェンスが上手く機能しない苦しい状況で、アイソレーションやポストアップから1on1で突破口を切り開いてくれる。ウォリアーズにとって、それこそがリーグ屈指のピュア・スコアラーであるケビン・デュラントを獲得した最大のメリットの一つであり、昨季ファイナル終盤でのチームに欠けていた部分でもある。デュラントは第3戦でその真価を発揮した。
この日のウォリアーズは、第1Qを27-17で上回り、先の2試合と同様に序盤から二桁点差を奪う好スタートを切るも、第2ピリオドに入ってから失速。特にステフィン・カリーがFG20本中6本、クレイ・トンプソンがFG9本中1本と、スプラッシュブラザーズのシューティングが精彩を欠く中、デュラントがあらゆる角度からスコアを積み重ね、フィールドゴール26本中15本成功の38得点、13リバウンドでチームを勝利へと牽引する。
デュラントは得点面以外でも、コートサイドのジャズファンにトラッシュトークしたり、マスコットに「うせろ」と言い放ったり、後ろからルディ・ゴベールを突き飛ばしてフレイグラントファウルを取られたりと、敵地で悪役を演じた。
▼コートから出て行かないジャズベアに「F○○k off」
一方のジャズは、第1Qに差を付けられながらも、第2Qに猛反撃を仕掛けて逆転に成功し、シリーズ10ピリオド目にして遂に初のリードを獲得。さらに第3Qには点差を最大で9点に広げ、主導権を握ったかに思われたが、対するウォリアーズは終盤からようやくカリーのスリーも決まり始めると、2点差で迎えた第4Q残り3分50秒から残り30秒にかけてジャズを16-5でアウトスコアし、敵地での勝利を手にした。
ウォリアーズは、デュラントの他に、カリーが23得点、アンドレ・イグダーラが11得点を記録。ジャズは、ゴードン・ヘイワードが29得点、ゴベールが21得点/15リバウンドで活躍した。
ジャズの敗退をかけたシリーズ第4戦は、現地8日に引き続きソルトレークシティーで行われる。
ボックススコア:「NBA」