ザイオン・ウィリアムソンがキャリア9試合目で30得点超え達成
2019年ドラフト1位指名のザイオン・ウィリアムソンが、デビューから9戦目にして30点ゲームをクリアだ。
NBAでは現地11日、スムージー・キング・センターでニューオリンズ・ペリカンズとポートランド・トレイルブレイザーズが対戦し、ウィリアムソンがキャリアハイの31得点をマーク。ペリカンズの138-117での勝利に大貢献した。
今季新人選手による30点ゲームは、ジャ・モラント(グリズリーズ)、エリック・パスカル(ウォリアーズ)、八村塁(ウィザーズ)、ケンドリック・ナン(ヒート)、テレンス・デイビス(ラプターズ)に次いでウィリアムソンが6人目。
またデビューから10試合以内に30得点超えを達成したのは、過去10シーズンのNBAでルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤング、ウィリアムソン、モラント、パスカルの5選手しかいない。
ウィリアムソンは試合後、周囲の期待を上回るほど順調なキャリアスタートを切れていることについて、「インパクトを与えるつもりではいたけど、ここまでやれるとは思っていなかった」とコメント。この日の対戦相手だった大ベテランのカーメロ・アンソニーは、「僕がこれまでに見てきた選手の中で、誰とも比較できない」と超大型新人のポテンシャルの高さを絶賛した。
「あれほどパワーがあって、あれほどジャンプできる選手は他にいない。どんどん上達しているのがわかる」
3連勝としたペリカンズはウィリアムソンの他、JJ・レディックが20得点、ドリュー・ホリデーが16得点/10アシストで活躍。チーム合計で今季球団最多となる40アシストを記録した。
リラードは苦戦
敗れたブレイザーズは、デイミアン・リラードとCJ・マッカラムがそれぞれ20得点をマーク。1月半ばあたりから快進撃を続けてきたリラードだが、この日はスリーを1本も決められず、FG16本中6本成功に終わっている。
リラードは12月に行われたペリカンズとの試合でも精彩を欠き、スリー10本すべてに失敗。ドリュー・ホリデーはリラードの天敵かもしれない。
8位争い
この日の試合結果により、ウェスト8位のグリズリーズと10位タイのペリカンズ/スパーズとの差が4.5ゲームとなった。
シーズンは残り30試合弱。13位のフェニックス・サンズ(21勝33敗)もそれほど離れていない。一歩リードしているグリズリーズとしても、まだまだ気が抜けない状況だ。
なお現地12日にはグリズリーズとブレイザーズが今季初対戦。両者にとって極めて重要な試合となる。
ボックススコア:「NBA」