ドイツのアルバ・ベルリンがブザービーターでスパーズに逆転勝利
現地8日、ドイツを訪問中のサンアントニオ・スパーズが地元チームのアルバ・ベルリンと対戦。大方の予想に反し、昨季ファイナルで圧倒的強さを見せたNBA王者は大接戦の末、逆転負けを喫した。
プレシーズンの親善試合ということで、多少の油断はあったかもしれない。だがスパーズは決して手を抜いていたわけではない。ティム・ダンカンやトニー・パーカーをはじめとするチーム主力陣の出場時間はプレーオフ並みだった。
試合はスパーズが主導権を握る形でスタート。得意のチームオフェンスでフィールドゴールを重ねる一方で、相手チームの攻めを完全にシャットダウンし、ゲーム開始から7分で22-6の大量リードを奪う。
しかしそこからアルバ・ベルリンが怒涛の猛反撃を開始。あっという間に点差は消滅し、試合はスパーズの7点リードで前半を折り返した。
後半に入ってからは一進一退の攻防が続き、スパーズの4点リードで迎えた第4Q残り5秒。アルバ・ベルリンは、レジー・レディングがコーナースリーを沈め点差を1点に戻すと、続くポゼッションでスパーズのインバウンドパスをスティール。そのまま速攻でジャメル・ マックリーンがブザーと同時にフローターを沈め、NBAチャンピョン相手に劇的な逆転勝利を手にした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SA | 26 | 28 | 21 | 18 | 93 |
ALB | 18 | 29 | 26 | 21 | 94 |
スパーズは、35分出場したトニー・パーカーがゲームハイの28得点を記録。ティム・ダンカンは14得点、10リバウンドのダブルダブル、昨季ファイナルMVPのカワイ・レナードが14得点、7リバウンド、4スティールとオールラウンドな活躍をみせた。
▼スパーズ対アルバ・ベルリン、フルハイライト
親善試合とはいえ、リーグ王者と互角に渡り合い勝利を収めたという事実は、アルバ・ベルリンの選手たちにとって今後の大きな自信につながることだろう。
Thumbnail via YouTube/NBA