ジノビリがダブルOTで決勝ゴール、スパーズがホームでウォリアーズに辛勝
6日に行われたウェスタン・カンファレンス準決勝のスパーズ対ウォリアーズ第1戦。ダブルオーバータイムに渡る死闘の末、スパーズが129対127でウォリアーズに勝利した。
ウォリアーズの4点リードで迎えた後半。ステファン・カリーが第3Qだけで22得点をスコアし、試合は一気にウォリアーズのペースとなる。第4Q残り4分の時点で、スパーズが16点差を追いかける形となった。
▼カリーの第3Qのパフォーマンス。とにかくシュートが入る!
観客席でも諦めムードが漂いはじめたが、そこからスパーズが18-2のランでまさかのカムバックを展開。残り時間20秒では、ダニー・グリーンが同点の3ポイントを決め、試合を延長戦にまで持ち込んだ。
▼スパーズ怒涛のカムバック
延長戦に入っても決着はつかず、試合はダブルOTに突入。最初はスパーズが優位に立つも、最後の1分でウォリアーズが6連続得点をあげ、残り3.9秒で逆転する。だがその直後のポゼッションで、マヌ・ジノビリが決勝点となるスリーポイントを決め、スパーズを逆転勝利に導いた。
▼ジノビリの決勝スリー
最後のプレーだが、ウォリアーズのディフェンスに完全なミスコミュニケーションが生じている。スクリーンの際に、ディフェンダーが2人ともパーカーについてしまった。その結果、ジノビリがノーマークに…。
試合後、決勝シュートを決めたジノビリは、「最後のプレーは、パーカーかディアウにまわるはずだった。僕はオプションですらなかった。スクリーンをかけるだけで、後はどいてろって言われていたんだ」と語った。最後のプレーは、スパーズにとっても予定外のものだったらしい。
第4Qの時点でほぼ勝ちを掴みかけていたウォリアーズにとっては、非常に口惜しい負け試合となった。ちなみにウォリアーズは1997年以来、1度もスパーズのホームで勝利を収めたことがない。
Thumbnail:「NBA – YouTube」