ラウリー欠場のラプターズがレイカーズの連勝をストップ
トロント・ラプターズが現地10日、ステイプルズ・センターで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦に113-104で勝利。レイカーズの連勝を7で終わらせた。
2日前のペリカンズ戦でカイル・ラウリー(親指骨折)とサージ・イバカ(足首捻挫)が負傷離脱する最悪のアクシデントに見舞われたラプターズ。満身創痍の状態で臨んだこの日のレイカーズ戦では、パスカル・シアカムやフレッド・バンブリートらスターターだけでなく、これまであまり活躍の機会がなかったベンチメンバーもステップアップし、敵地での白星に繋げた。
前半に何度か二桁点差を奪われていたラプターズだが、後半に入ってから攻勢に転じて試合を接戦に持ち込むと、同点で迎えた第4Q開始からベンチ中心のユニットが15-5のランを展開。10点リードを奪って主導権を握る。第4Q序盤は特に控えビッグのクリス・ブーシェーが攻守で素晴らしいプレイを見せた。
その後試合は、レイカーズの8連続得点により残り時間2分で4点差となるが、ラプターズは連続でファストブレイクからフィールドゴールを決めて応戦。ラスト1分には再びリードを二桁に戻し、そのまま逃げ切った。
今季7勝2敗となったラプターズは、シアカムが24得点/11リバウンド、バンブリートが23得点/10アシストでそれぞれダブルダブルを達成。ブーシェーがキャリアハイの15得点を記録した他、ロンデイ・ホリス・ジェファーソンは10得点をあげながらレブロン・ジェイムス相手に好守備を見せた。
▼シアカムvsデイビス
シーズン2敗目(7勝)となったレイカーズは、アンソニー・デイビスが27得点、8リバウンド、4ブロックを獲得。レブロン・ジェイムスはFG15本中5本成功の13得点とスコアリングで精彩を欠いたが、15アシストと13リバウンドをマークしてトリプルダブルを達成した。シーズン4回目のTDで、ルカ・ドンチッチと並んで今季リーグ最多となる。
ナースHCがついにチャレンジ成功
第3Q中盤にパスカル・シアカムに対してファウルがコールされた際、ラプターズのニック・ナースHCは「コーチ・チャレンジ」を使用。インスタントリプレイの結果、最初の判定が覆り、シアカムのファウルが取り消された。
ナースHCにとって、初めてのチャレンジ成功だ(これまで6回すべてに失敗)。
よほど嬉しかったのか、ナースHCはアシスタントコーチだけでなく、コートサイドのレイカーズファンともハグでお祝い。ベンチにいたカイル・ラウリーもガッツポーズで喜んだ。
ボックススコア:「NBA」