ジェイソン・コリンズが同性愛をカミングアウト、米プロスポーツ現役選手で初
私は34歳のNBAセンターです。私は黒人です。そして私はゲイです。
-ジェイソン・コリンズ: 『Sports Illustrated』
NBA選手のジェイソン・コリンズ(34)が29日、スポーツ・イラストレイテッドのインタビューを通して同性愛者であることを告白した。米プロスポーツの現役選手で同性愛を公表(オープンリー・ゲイ)したのは、コリンズが初となる。
コリンズはNBA歴12年の大ベテラン選手。今シーズンはセルティックスとウィザーズでプレイし、現在はフリーエージェントとなっている。得点やリバウンドを積み重ねるといったスコアボードに表れるような活躍はしないものの、ディフェンス力には定評のある、陰できっちり仕事をこなすタイプのプレイヤーだ。
以前に比べて同性愛者に対する偏見が少なくなってきたとはいえ、大々的にカミングアウトするのはまだまだ勇気のいる行為。コリンズの決断に対して、NBA選手たちからは賞賛の声が寄せられた。
コービー・ブライアント:
「コリンズを誇りに思う。他人の偏見のために、自分という人間を抑えつけるべきじゃない」
Proud of @jasoncollins34. Don’t suffocate who u r because of the ignorance of others #courage #support #mambaarmystandup #BYOU
— Kobe Bryantさん (@kobebryant) 2013年4月29日
スティーブ・ナッシュ:
「ついに来た。最大限のリスペクトを。」
The time has come. Maximum respect. RT @baron_davis: I am so proud of my bro @jasoncollins34 for being real. … tmi.me/TGSBh
— Steve Nashさん (@SteveNash) 2013年4月29日
バーロン・デイビス:
「本当の自分を出したコリンズをとても誇りに思う」
I am so proud of my bro @jasoncollins34 for being real. #FTheHaters bit.ly/12J9el5
— Baron Davisさん (@Baron_Davis) 2013年4月29日
他にもクリントン元大統領が「今日の発表は、プロスポーツ、及びLGBT(ゲイ・コミュニティ)の歴史にとって重要な出来事」として、コリンズのカミングアウトを支持。NBAコミッショナーのデビッド・スターンも「コリンズがこの重要な問題に関してリーダーシップ的役割をとったことを誇りに思います」という声明を発表した。
今回のカミングアウトがコリンズの新契約獲得にどのような影響を及ぼすかにも注目が集まっている。
Thumbnail:「ESPN – YouTube」