ジョーダンに再び父子認定訴訟、3歳児母親が養育費求める裁判
バスケの神様ことマイケル・ジョーダン。恐らく、世界スポーツ史上最も偉大なアスリートといっても過言ではない。そんなジョーダンに対して、米ジョージア州の女性が、「私の子供を認知しろ」という訴えを起こした。ジョーダンが父子認知訴訟に巻き込まれるのは、今年に入ってすでに2度目となる。
米ゴシップサイのト「TMZ」によると、訴えを起こした女性は、2010年8月に生まれた女児がジョーダンの子であると主張し、養育費などの支払いを求めているという。彼女は自身のFacebookアカウントに、次のような書き込みを投稿している:
「ジョーダン。いつになれば2歳になる娘の面倒をみてくれるのですか?あなたは結婚式に1000万ドルを使いましたね。素敵なことだと思いますが、そろそろ自分の娘をサポートする時だと思いませんか?」
今年で50歳を迎えたジョーダンは、4月に長年の恋人と豪華な結婚式を挙げたばかりだ。
3月にもジョージア州に住む別の女性が、ジョーダンに対して父子認知訴訟を起こしている。この時は、子供の父親がジョーダンではないということがすぐに発覚したため、裁判所は訴えを棄却。さらに訴えを起こした女性に対し、ジョーダン側の弁護士費用などを含む約9700ドルを支払うよう命じた。
今回のケースも、悪質な詐欺の可能性が十分にある。伝えられるところによれば、すでにジョーダンは裁判所に反訴を申し立て、真っ向から戦う姿勢をみせている様子。
スーパーセレブの宿命
現役を引退してもう10年となるジョーダンだが、「Jordan」ブランドをはじめとするビジネスなどから、今でも年間約8000万ドル(80億円)の収入があるといわれている。世界的に有名なセレブの宿命ともいうべきか。あの手この手で巨額の富をかすめ取ろうとするハイエナのような輩が少なからずいる。
2005年には、自称ジョーダンのソックリさんが、「どこに行ってもジョーダンに間違われるせいで、精神的苦痛を負った。慰謝料よこせ」というクレイジーな裁判を起こした。男が要求した金額は、なんと総額8億3200万ドル(約655億円)だ。
このケースでは、Nikeが「訴訟を続けるなら逆に訴える」と強い姿勢に出たため、男が自ら訴えを取り下げる形で終結した。
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ソース:「tmz.com」