ニックスがデレック・フィッシャーHCを解任
ここ10試合中9敗とシーズン半ばで不調に陥っているニューヨーク・ニックスが現地2月8日、2年目ヘッドコーチのデレック・フィッシャーを解雇。同時にアシスタントコーチのカート・ランビスが後任のHCに昇格することを発表した。
「ニックスは強い個性を持った才能あふれるチームだ。彼らが成功をおさめることを確信している。残念ではあるが、今回の経験から非常に多くを学ぶことができた。それを糧に成長していきたいと思っている」
– デレック・フィッシャー
現役引退後の2014年オフシーズンに5年/2500万ドルの契約でニックスのヘッドコーチとなったフィッシャーは、1シーズン半の136試合で40勝96敗を記録。球団史上ワースト成績に終わった昨季(17勝65敗)に比べ、今季は2月初めの時点で23勝31敗と改善しているものの、ここ最近の低迷を受け、ニックスのフロントオフィスはついにHC解任の決断を下したようだ。
フィッシャーをリクルートしたニックスのフィル・ジャクソン球団社長は、今回の人事について次のようなコメントを残している:
「フィッシャーとは付き合いが長く、とても大切に思っている人間だ。しかし我々には変化をもたらして、チームを立て直すべき時が来た。前を向いて、いくつか勝利を挙げ、シーズンの最初にスタートしたこの道を先に進み続ける必要がある」
– フィル・ジャクソン
フィッシャー解雇のニュースを受け、ジャクソンの指揮下でNBA制覇を果たした元シカゴ・ブルズのデニス・ロッドマンが、次期ニックスのHC候補に挙手:
「ヘイ、フィル・ジャクソン。私は選手としての立派な経歴を持っているし、コーチもできる。ちょうど手も空いているよ。連絡をくれ」
– デニス・ロッドマン
これで今季のヘッドコーチ解雇は、ケビン・マクヘイル、ライオネル・ホリンズ、デイビッド・ブラット、ジェフ・ホーナセックに続いて5人目となる。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「ESPN」