トリスタン・トンプソン、契約成立しないままクオリファイングオファー期限切れ
ESPNの報道によると、トリスタン・トンプソンとクリーブランド・キャバリアーズの間で契約がまとまらないまま、クオリファイングオファーのデッドラインである現地10月1日が終わった。これで、キャブスが再びクオリファイングオファーを提示しない限り、トンプソンは今季1年契約で来年に制限なしFAになるというオプションを失くし、新たな契約が成立するまでホールドアウト状態に突入する。
すでにトレーニングキャンプ最初の3日を欠席しているトンプソン。現時点での状況を簡単にまとめると:
- まだ制限付きFA
- キャブスとの新契約交渉は可能
- 他チームとの新契約交渉も可能で、キャブスは他チームのオファーシートにマッチする権利を持っている
- 今季契約しないという選択肢は論外。来夏にキャブスがクオリファイングオファーを提示して、再び制限付きFAになってしまうから
これまでの報道によれば、トンプソン側が要求する3年/5300万ドル(年間約1760万ドル)と、キャブスがオファーした5年/8000万ドル(年間1600万ドル)の間で交渉がもめている様子。
以前にもキャブスはプレーヤーのホールドアウトを経験している。2007-08には、オファーに納得できなかった当時制限付きFAのサーシャ・パブロヴィッチがトレーニングキャンプを全欠席した他、アンダーソン・ヴァレジャオは最終的に契約が成立した12月半ばまでチームを離脱していた。
ヴァレジャオは現在のトンプソンの立場を理解できるとコメントしている。
「あんな形でチームに参加しないのは辛かった。記憶が正しければ、僕はシーズン開幕から21試合欠場したと思う。でも仕方がなかった。チームからのオファーを見てディスリスペクトされていると感じたので、あの時はそうするしかなかったんだ。トリスタンの契約交渉がどうなっているのか、正直わからない。だがすぐに戻ってくると確信している」
– アンダーソン・ヴァレジャオ
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「ESPN」