【TOR-MIA第6戦】ヒート勝利でシリーズ第7戦へ、ウェイドはPO通算得点でオラジュワン超え
マイアミ・ヒートが現地13日、2勝3敗の崖っぷちで臨んだトロント・ラプターズとのカンファレンスセミファイナル第6戦に103-91で勝利。シリーズをイーブンに戻して、決着を第7戦に持ち込んだ。
ルオル・デンとルーキーのジャスティス・ウィンズロウをPF/Cポジションに置くスーパースモールラインアップで試合をスタートしたこの日のヒートは、第2Qからゴラン・ドラギッチのオフェンスが爆発して主導権を掌握。ドラギッチは、鋭いドライブで果敢にレーンを攻めながら、最初の3ピリオドだけで28得点をあげる大活躍をみせ、第3Q終了時点でヒートを10点リードへと導く。
ラプターズはカイル・ラウリーの8連続得点により、第4Q序盤で6点差にまで詰め寄るも、そこからオフェンスのリズムが悪くなり、試合ラスト8分間でFG成功が15本中わずか2本のみ。対するヒートは、ドウェイン・ウェイドが攻守でファインプレーを決めるなどして、すぐにリードを二桁台に戻し、そのままホームでの快勝を飾った。
▼ドラギッチ、30得点
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
TOR | 20 | 24 | 28 | 19 | 91 |
MIA | 21 | 32 | 29 | 21 | 103 |
ヒートは、プレーオフ自己ベストの30得点をあげたドラギッチの他、ウェイドが22得点、ジョー・ジョンソンが13得点を獲得。ウェイドはプレーオフのキャリア通算得点が3765点に到達し、アキーム・オラジュワンを抜いて歴代12位に浮上した。
▼プレーオフ得点歴代Top10~15
プレーヤー | 得点 | |
10 | トニー・パーカー | 3885 |
11 | ジョン・ハブリチェック | 3776 |
12 | ドウェイン・ウェイド | 3765 |
13 | アキーム・オラジュワン | 3755 |
14 | マジック・ジョンソン | 3701 |
15 | ダーク・ノビツキー | 3663 |
さらにウェイドは、この日の試合で、ガード選手として歴代最多となるプレーオフ通算166本目のブロックを獲得。また今季レギュラーシーズンでは合計74試合でスリー成功数がわずか7本(44本中)だったが、カンファレンスセミファイナルの6試合だけですでに8本(16本中)を沈めている。
▼レギュラーシーズン(左)/プレーオフ(右)
▼コートサイドで観戦していたビクター・オラディポのキャップを叩き落とすウェイド:
一方のラプターズは、カイル・ラウリーが36得点、デマー・デローザンが23得点を獲得。オールスター2人が好パフォーマンスをみせるも、他に二桁得点に届いた選手が1人もいなかった。
これで、第1ラウンドに続き、カンファレンスセミファイナルでもフルでシリーズを戦うこととなったヒートとラプターズ。第7戦は現地15日にトロントで行われる。
ボックススコア:「NBA」