【SAS-MEM第2戦】レナードがプレーオフ自己最多37得点、スパーズ2連勝
現地17日にAT&Tセンターで行われたサンアントニオ・スパーズ対メンフィス・グリズリーズのプレーオフ第1ラウンド第2戦は、後半のグリズリーズのカムバックを振り切ったスパーズが96-82で勝利。シリーズを2勝0敗とした。
この日のスパーズは、29点差で快勝した第1戦の勢いを維持し、試合開始から特に守備でグリズリーズを圧倒。カワイ・レナードがオフェンスを引っ張りながら最初のピリオドを29-16で上回ると、第2Q序盤から中盤もトニー・パーカーとダニー・グリーンが3連続でスリーを沈めるなど攻撃の手を休めず、前半残り2分で最大26点リードを奪う。
▼パーカーは第2戦もスリーが好調
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このままワンサイドゲームに終わるかと思われたが、グリズリーズは7-0のランで前半を締めくくって流れを変えると、後半に入ってからディフェンスを引き締めて猛反撃を展開。グリズリーズのタイトな守備にボールの動きが悪くなったスパーズは、ターンオーバーなどのミスも増えて点を取るのに苦戦し始め、第3Qを28-19でアウトスコアされてしまう。
加えて、第4Q開始からグリズリーズに6-0のランを許し、前半に26点あったリードを4点まで削られたスパーズだが、パーカーとグリーンが連続でロングレンジを沈めて流れを引き戻し、再び主導権を奪取。続いてグリーンのブロックからレナードが速攻でレイアップ、さらにパウ・ガソルが2本目のスリーを決めて13点リードを奪うと、そこからは試合終了のブザーまで二桁点差をキープし、大逆転負けを回避した。
▼ガソルはこのシリーズでスリー4本中4本成功
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Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
MEM | 16 | 21 | 28 | 17 | 82 |
SAS | 29 | 27 | 19 | 21 | 96 |
スパーズは、カワイ・レナードが14本中9本のフィールドゴールと19本中19本のフリースローを成功させ、プレーオフ自己ベストの37得点、11リバウンドをマーク。19本のフリースロー成功は、1999年ウェスタンカンファレンス・セミファイナル第3戦でのティム・ダンカンと並んで、球団プレーオフ最多記録となる。
他には、パーカーが15得点、グリーンがスリー4本成功の12得点で勝利に貢献した。
▼レナードPOキャリアハイ
グリズリーズは、マイク・コンリーがチームハイの24得点/8アシスト、ザック・ランドルフが18得点/10リバウンドでダブルダブルをマーク。マルク・ガソルとビンス・カーターがそれぞれ12得点をあげた。
▼ガソルのヘディングスキル
シリーズ第3戦は、現地20日にメンフィスで行われる。
ボックススコア:「NBA」