TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ウォリアーズ サンダー 第6戦
2016 5 25

【GSW-OKC第4戦】サンダーがホーム2連勝でNBAファイナル進出に王手

ウォリアーズ, サンダー, スモールラインアップ, トリプルダブル, ラッセル・ウェストブルック, 第4戦 13

現地24日にチェサピーク・エナジー・アリーナで行われたオクラホマシティー・サンダー対ゴールデンステイト・ウォリアーズのWCファイナル第4戦は、サンダーが第1Q序盤以降1度もトレイルすることなく118-94で勝利。第3戦に続いて、再び大差でウォリアーズを撃破し、シリーズ3勝1敗でNBAファイナル進出に王手をかけた。

この日の試合は、スティーブン・アダムスが開始間もなく足首の捻挫で一時ロッカールームに退場したため、第1Q残り8分で早速スモールラインアップ対決に突入するも、序盤のウォリアーズはプレーに落ち着きがなく、ターンオーバーやバッドショットなどミスを連発。その隙にサンダーは、アップテンポなオフェンスから約2分間で14連続得点をあげ、第1Q残り5分30秒で22-8の14点リードを奪う好スタートを切った。

第1Q終盤あたりからウォリアーズのリズムがやや回復し、第2Q開始2分で試合は2点差となるが、サンダーはケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルックが交互に得点を決めてリードを維持。さらに、クレイ・トンプソンが第2Q残り8分に3ファウルでベンチに下がると、そこからサンダーは32-17のランでピリオドを締めくくり、大量リードを獲得してハーフタイムを迎える。

前半のウォリアーズは、合計13ターンオーバー、17ファウルを記録し、サンダーに28本のフリースローを与えてしまった。

▼ピンダウン・スクリーンからデュラントのキャッチ&シュート。OKCがよく使うセットの一つ

Tough shot by Durant, guys flying at him. Adams has the Bogut pin down mastered. https://t.co/o9UwM51A38

— BBALLBREAKDOWN (@bballbreakdown) May 25, 2016

▼アダムスの弾丸パス

トンプソンが爆発

後半に入ると、それまでファウルトラブルに悩まされていたクレイ・トンプソンのギアが上がり、ウォリアーズが猛反撃。トンプソンは、まず3本のスリーを沈めると、ドライブやカットからもフィールドゴールを決め、第3Q終盤までに19連続得点を獲得した。

後半開始から21-8のランを展開して、6点差まで追い上げたウォリアーズだが、ゾーンに入っていたトンプソンが4つ目のファウルを取られ、第3Q残り4分でベンチに下がると、その後は再びサンダーがゲームを支配。第3Q終了時点でリードを二桁台に戻すと、第4Qに入ってからもウォリアーズを引き離し続け、最終的に24点差の圧勝を収めた。

Q1 Q2 Q3 Q4
GSW 26 27 29 12 94
OKC 30 42 22 24 118

ファイナルまであと1勝に迫ったサンダーは、ラッセル・ウェストブルックが36得点、11リバウンド、11アシスト、4スティールで大暴れ。今季プレーオフ初のトリプルダブルを記録し、チームを勝利に導いた。なお今季のサンダーは、ウェストブルックがトリプルダブルを達成した19試合で全勝している。

▼ウェストブルック、トリプルダブル

サンダーは他に、ケビン・デュラントが26得点、11リバウンドをマーク。FG成功率33%とシューティングはいまいちだったものの、長い腕を活かして好守備を披露し、4スティール、3ブロックをあげている。

またアンドレ・ロバーソンが17得点/12リバウンド/5スティール、サージ・イバカが17得点、アダムスが11得点と、ロールプレーヤーたちもステップアップ。チーム全体がウォリアーズよりもハードにプレーし、50/50のルーズボールなどは、すべてサンダーが回収していた印象だ。

KD with the rejection! ✋ https://t.co/hQB1vhqIHH

— NBA on TNT (@NBAonTNT) May 25, 2016

OKCのディフェンス

第3戦に続き、この日のサンダーは再び見事な守備を展開し、ウォリアーズのFG成功率を41%に抑えつつ、合計21ターンオーバーを奪った。

特にステファン・カリーに対しては、チーム一丸となってマーク。カリーがボールハンドラーのピック&ロールではトラップやスイッチで徹底的に3Pラインを守り、オフボールではカリーがスクリーンをくぐる度にスイッチを繰り返して、ファウルスレスレで張り付き、理想のポジションでパスを受けられないようにした。

サンダーのゲームプランは明確だ: 「攻守でカリーを潰す」。オフェンスでも、スクリーンを使ってミスマッチを作りながら、何度もMVPをアタックしていた。この日のカリーは、フィールドゴール20本中6本成功の19得点、5アシスト、6ターンオーバーに抑えられている。

これで崖っぷちに立たされたウォリアーズは、第3Qに活躍したトンプソンがチームハイの26得点、ハリソン・バーンズが11得点を記録したが、二桁得点に達したのは3選手のみ。出場停止処分を免れたドレイモンド・グリーンは、序盤からバッドパスなどミスを重ね、6得点、11リバウンド、6ターンオーバー、FG成功率14.3%に終わった。ウォリアーズが連敗を喫したのは今季初で、昨季のNBAファイナル以来98試合ぶりとなる。

スモールが通用しない

これまで数々のチームを破壊し、レギュラーシーズンには最強と呼ばれていたウォリアーズの「デス・ラインアップ」(スプラッシュブラザーズ/バーンズ/イグダーラ/グリーン)が、まるで機能していない。

レギュラーシーズンでは、ネットレーティング(100ポゼッションあたりの得失点差)で「+47.0点」という驚異的な数字を記録していたこのラインアップも、カンファレンスファイナル4試合では合計プラス/マイナスで「-27点」(ネットレーティングは-35.3点)と大幅にパフォーマンスが下落。絶対に有利だと思われていたスモールラインアップ対決で、サンダーのスモール(ウェストブルック/ウェイターズ/ロバーソン/KD/イバカ)に叩きのめされるという予想外の展開となっている。

今季優勝の大本命であるウォリアーズだが、ここにきてまさかの2試合連続惨敗。1勝3敗の崖っぷちに陥ったチームがシリーズ逆転勝利を果たした例は、過去232チーム中9チームのみだ(2015ロケッツ、2006サンズ、2003ピストンズ、1997ヒート、1995ロケッツ、1981セルティックス、1979ワシントン・ブレッツ、1970レイカーズ、1968セルティックス)。

ウォリアーズとサンダーのシリーズ第5戦は、現地26日にオラクルアリーナで行われる。

ボックススコア:「NBA」

【CLE-TOR第4戦】ラウリー&デローザンが67得点、ラプターズ勝利でシリーズ2-2のタイに 2016NBAオールディフェンシブチーム: カワイ・レナードが満票で1stチーム選出

Related Posts

クリス・ポール ウォリアーズ

ブログ

ウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される

ウェストブルック デビュー

ブログ

ウェストブルックのLACデビュー戦、176-175の記録的なハイスコアゲームに

シェングン トリプルダブル

ブログ

2年目センターのアルペレン・シェングンがロケッツ史上最年少でトリプルダブル達成

ドンチッチ 41得点トリプルダブル

ブログ

ルカ・ドンチッチが41得点トリプルダブルで大活躍、マブス延長戦でネッツに勝利

特集

  • ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    2015年4月18日
  • グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    2022年2月4日
  • ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    ステフィン・カリーがプレイオフ含むキャリア3P成功数で歴代首位に浮上

    2021年11月15日
  • 2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2020年7月5日
  • ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    2020年6月27日
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    2021年10月1日
  • マヌ・ジノビリの永久欠番スピーチ

    マヌ・ジノビリの永久欠番スピーチ

    2019年6月20日
  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日
  • ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    2021年9月27日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • 【ハイライト】アレン・アイバーソンがタロン・ルーを跨ぐ、2001年ファイナル
    【ハイライト】アレン・アイバーソンがタロン・ルーを跨ぐ、2001年ファイナル
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
    ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
  • ポール・ジョージ、ピストンズ戦で超ディープなスリーポイントに成功
    ポール・ジョージ、ピストンズ戦で超ディープなスリーポイントに成功
  • 【動画】ラン&ガンの完成形!!00年代サンズのオフェンス
    【動画】ラン&ガンの完成形!!00年代サンズのオフェンス
  • クリス・ポールがウィザーズ戦でダンク2発!!クリッパーズベンチは爆発
    クリス・ポールがウィザーズ戦でダンク2発!!クリッパーズベンチは爆発
  • 2017ルーキーアンケート:現役選手の1番人気はレブロン
    2017ルーキーアンケート:現役選手の1番人気はレブロン
  • ケビン・ガーネットがティム・ダンカンとの「トラッシュトーク」を語る
    ケビン・ガーネットがティム・ダンカンとの「トラッシュトーク」を語る
  • 「アイバーソン永久欠番」に対するNBA選手たちの反応
    「アイバーソン永久欠番」に対するNBA選手たちの反応

ランダム

  • デビン・ブッカー 手術デビン・ブッカーが右手の手術へ
  • バックス ウォリアーズバックスが敵地でウォリアーズを破壊
  • ペリカンズ 第3戦ペリカンズが3連勝でシリーズ王手!!
  • グリフィン ノビツキーブレイク・グリフィンがノビツキーの必殺フェイダウェイをブロック
  • ロンド 20アシストレイジョン・ロンドがキングス球団最多の20アシストを記録!!

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes