デマー・デローザンが古巣トロントで強烈なポスタライズダンク
サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンが、移籍後2度目のトロント凱旋となった現地12日のラプターズ戦で、古巣アリーナを騒然とさせるリベンジダンクを決めた。
第3Q終盤、デローザンは鋭いドライブからラプターズ守備の中央を突破し、ブロックに跳んだクリス・ブーシェーの上からカウント・ワンスローのダンクに成功。元フランチャイズスターの強烈なポスタライズダンクに、ラプターズのホームアリーナではどよめきが起こった。
スパーズベンチにいたポートルとユーバンクスは、まるで悲惨な交通事故を目の当たりにしたかのようなリアクション。
この時点で15点ビハインドに陥っていたスパーズだが、第4Q残り10分から17-0のランで怒涛の猛反撃を展開して逆転。残り41秒で再びラプターズに逆転されるが、その直後にマルコ・ベリネリのスリーですぐにリードを奪い返してそのまま逃げ切った。
デローザンに2度目のトリビュートビデオ
前回と同様、ラプターズは長年チームを引っ張ったデローザンの凱旋を温かく歓迎。試合前の選手紹介ではスタンディングオベーションが送られ、さらに第1Qのタイムアウトブレイク中には去年に続いて2度目となるデローザンのトリビュートビデオが上映された。
古巣チームから2度もトリビュートビデオで歓迎された選手は、他にいないのではないか?昨季チャンピオンシップランの一員ではなかったものの、ラプターズの初優勝はデローザンの存在抜きに語れない。デローザンはこれからもずっとトロントに凱旋する度に、最大級の歓迎を受けることだろう。
なおこの日のデローザンは34分の出場でゲーム最多の25得点をマーク。今季は22.4得点、5.3リバウンド、5.0アシストを平均しており、特に1月に入ってからの6試合ではFG成功率50.4%から28.8得点を記録と絶好調だ。
ボックススコア:「NBA」