デロン・ウィリアムスがダブルOTにブザービーターで逆転決勝スリー!!
ダブル・オーバータイムに及ぶ最高にエキサイティングな展開となった現地5日のサクラメント・キングス対ダラス・マーベリックス戦は、デロン・ウィリアムスが第2OT終了のブザーと同時にコーナーからのスリーポイントシュートに成功。マブスが117-116で劇的な逆転勝利を飾り、今季20勝に到達した。
レイジョン・ロンドとオムリ・カスピの主力2人抜きで最後まで大善戦したキングスにとって、この日のマブス戦は悲痛すぎる敗北となった。
試合は、キングスが第3Q中盤の10点ビハインドからカムバックし、第4Q残り4分で84-84の同点。その後ダーク・ノビツキーとウェズリー・マシューズのクラッチプレーにより、残り時間48秒でマブスに4点リード奪われるも、マルコ・ベリネリの連続スリーで何とか食らいつき、レギュレーション最後のポゼッションでデマーカス・カズンズがブザービーターで同点のレイアップをねじ込み、延長戦に持ち込んだ。
第1OTは両チームとも6得点を挙げて決着がつかず、試合はさらに5分の延長。迎えた第2OTでは、カズンズの7連続得点とルディ・ゲイのスリーポイントで先手を取ったキングスが、残り時間1分20秒でこの日最大の7点リードを奪った。
キングスの勝利はまさに目の前だったが、そこからマブスはウィリアムスのレイアップで2ゴール差に詰め寄ると、続いてノビツキーがトランジションからステップバックスリーを成功させる。
試合時間は残り26.3秒。ここで2点ビハインドだったマブスは、ファウルゲームに持ち込まず、そのまま守備でボールを奪い返す選択をする。
その結果、ショットクロックをギリギリまで使ったキングスのポゼッションは、ダレン・コリソンのジャンプシュートがエアボールとなり、24秒バイオレーションでターンオーバー。マブスに2.3秒の攻撃のチャンスを与えてしまい、これがウィリアムスの逆転ブザービーターにつながった。もしコリソンのシュートがリムに当たってバウンスさえしていれば、そこで試合は終わっていたかもしれない。
▼ノビツキー、キングス戦ハイライト
マブスは、ウィリアムスがチームハイの25得点、FG成功率55.6%を記録。第4Qとオーバータイムだけで12得点を挙げる活躍をみせた。ヘッドバンドを付けた元スーパースターが、インバウンズパスをコーナーで受け、ポンプフェイクを入れてから逆転のブザービーターを沈める。ちょっと前にも同じシーンをどこかで見たような…。
マブスは他に、ノビツキーが23得点、マシューズが20得点でそれぞれ勝利に大貢献。ジャベール・マギーは13得点、11リバウンドのダブルダブルを獲得した。なお昨季と今季のマブスは、オーバータイムに及んだ9試合で全勝を収めている。
一方のキングスは、カズンズが35得点/17リバウンド/6スティール、ゲイが31得点をマークした。
ボックススコア:「NBA」