ニックス、トリビュートビデオと拍手でカーメロのMSG凱旋を歓迎
今オフにオクラホマシティ・サンダーへとトレードされたカーメロ・アンソニーにとって、初の古巣対戦となった現地16日のニューヨーク・ニックス戦。チームメイトのポール・ジョージが初めてインディアナ凱旋した時とは違い、ニックスとマディソン・スクウェア・ガーデンのファンたちは、6年間にわたり球団の顔を務めた元フランチャイズスターを温かく迎えた。
ニックスは、試合前の選手紹介の際にアンソニーのトリビュートビデオを上映し、アンソニーの名前がアナウンスされると、MSGの客席からはスタンディングオベーション。前日にクリスタプス・ポルジンギスが「愛を持ってメロを迎えるべきだ」と訴えかけていたが、まさにその通りとなった。
ただ一度試合が始まると話は別で、ニューヨーカーたちはアンソニーがボールを触るたびに容赦なくブーイング。第4Q終盤でベンチに下がった際にもヤジが飛んだ。ニックス実況アナウンサーのマイク・ブリーンの言葉を借りれば、「試合前は“元ニックス”でも、試合が始まれば“ただの敵チームの選手”」ということだ。
▼メロはブーイングを受けながらも最初のショットに成功
なおこの日の試合は、マイケル・ビーズリーが30得点、5リバウンド、4アシストの大活躍を見せ、ポルジンギス不在のニックスが111-96で快勝。アンソニーは前半だけで12得点とまずまずのスタートを切るも、前の日にトリプルOT(シクサーズ戦)を戦った影響もあるのか、後半は5本すべてのショットに失敗して無得点に終わった。
▼ビーズリーがシーズンハイ
▼アダムスとカンター
ボックススコア:「NBA」