次世代ベストPG対決、リラードの決勝スリーでブレイザーズがキャブスに勝利
カイリー・アービングとダミアン・リラードの若手トップポイントガード2人が真っ向からぶつかり合った、17日のキャバリアーズ対トレイルブレイザーズ戦。両者一歩も譲らぬ終盤の大接戦の末、リラードが残り0.4秒で決勝点となるスリーポイントを沈め、ブレイザーズが119対116で勝利を手にした。
ブレイザーズの4点リードで迎えた第4Q。開始早々からキャブスがフィールドゴールを重ね、間もなく逆転に成功するも、ブレイザーズはすぐに反撃。中盤には反対にブレイザーズが連続得点を挙げ、第4Q残り2分で点差を10点とした。
しかしそこから2011-12シーズン新人王のアービングが猛攻。わずか61秒間で9得点をスコアし、キャブスは一気に2点差まで追い上げた。さらに残り7秒でアンダーソン・バレジャオがレイアップを決め、試合はふりだしに戻る。
そして迎えたブレイザーズ最後の攻撃。ボールは昨季新人王リラードの手に…。
リラードは2試合連続となる決勝シュートに見事成功。ブレイザーズがキャブスの追撃を振り切り、敵地で劇的な勝利を収めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
POR | 26 | 29 | 37 | 27 | 119 |
CLE | 28 | 31 | 29 | 28 | 116 |
この日のリラードは決勝ゴールも合わせ、36得点、10アシスト、8リバウンドの大活躍。他にもブレイザーズは、2週連続でウェストの「プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク」に選ばれたラマーカス・オルドリッジが、26得点、15リバウンドのダブルダブルをマークした。
一方のキャブスは、ラスト2分で怒涛の追い上げをみせたアービングが25得点、10アシストを獲得。1度もターンオーバーを出さない素晴らしいプレー内容だったが、最後でリラードにスポットライトを奪われてしまった。
▼アービング vs リラードのハイライト
試合後、ヒートのレブロン・ジェームズは「今年のベストゲームのひとつだ」とツイートし、両チームの健闘を祝福した。
この勝利で、ブレイザーズはリーグトップの22勝4敗に。今季に入ってから、イーストのチーム相手にまだ黒星がない(11勝0敗)。敗北したキャブスは9勝15敗でイースト10位となった。
※豆知識:
ダミアン・リラードはNBAデビュー以来、オーバータイム中に2点のフィールドゴールを外したことが1度もない(10本中10本成功)。今回の決勝シュートも合わせ、クラッチプレーヤーとしての信用を着々と積み上げている。
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