キャブスのトリスタン・トンプソン、クロウダーの尻を叩いて退場処分
こんなのもあるのか…。なかなか斬新な退場シーンだった。
現地17日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対メンフィス・グリズリーズ戦の第3Q終盤でのこと。キャブスのトリスタン・トンプソンが試合2つ目のテクニカルファウルにより、退場処分を言い渡される。フリースローラインに立った際に、前を横切ろうとしたジェイ・クロウダーの尻をピシャリと叩いてしまったためだ。
NBAの試合で選手が尻を叩き合うのは珍しいことじゃない。だが対戦相手の尻を叩いても許されるのは、ハンドシェイクやフィストバンプのように相手を称える場合に限る。
対戦相手へのプレイに関係のない不必要な接触行為は、基本的にテクニカルファウルだ。クロウダーとは元チームメイトということもあり、トンプソン的には軽くじゃれ合うようなノリで尻を叩いたのだろう。ただ2人は前半にも小競り合いを起こしてダブルテクニカルファウルをコールされているので、審判に挑発行為とみなされても仕方がない。
トンプソンは試合後、クロウダーの尻を叩いたことについて、「悪意はなかった」と説明。テクニカルファウルを取り下げるよう、選手協会に要請するつもりだと話した。
「ジェイ・クロウダーは僕の元チームメイトだ。一緒にプレイした経験がある。ちょっとしたライバル意識だよ。審判に誤解されたと思う。彼らは僕とジェイが半年ほどチームメイトだったことを忘れてしまったのかもしれないね」
– トリスタン・トンプソン
一方で、尻を叩かれた側のクロウダーは、元チームメイトのトンプソンとは少し違うトーンのコメントを残している:
「吠えるだけで噛みついてこない。言うべきことはそれだけだ」
– ジェイ・クロウダー
なお試合は、グリズリーズが113-109で勝利。グリズリーズはシーズン成績を20勝22敗に更新し、ウェスト9位のサンアントニオ・スパーズに2ゲーム差を付けた。
▼モラント!
ボックススコア:「NBA」