2021年5月のNBA月間賞:ステフ・カリーが2カ月連続でプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出
NBAでは現地17日、2021年5月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)、並びにルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人選手)が発表された。
・イースト:ラッセル・ウェストブルック
5月のイースタンカンファレンスでは、ワシントン・ウィザーズのラッセル・ウェストブルックが移籍後初でキャリア9回目となる月間最優秀選手に選ばれた。
ウェストブルックは今月に出場した9試合で26.3得点、16.1アシスト(リーグ1位)、13.8リバウンド(4位タイ)のトリプルダブルを平均。ウィザーズの月間5勝4敗に大貢献した。
2021年5月のウェストブルックは、まず3日のペイサーズ戦で21リバウンド、24アシストをマークし、キャリア通算4度目となるシーズン平均トリプルダブルを確定。さらに10日のホークス戦では、キャリア通算トリプルダブルでオスカー・ロバートソンを追い抜き、NBA新記録を樹立している。
「Mr.トリプルダブル」の称号を揺ぎ無いものとした今年のウェストブルック。今シーズンもリーグダントツ首位となる38回のTDを記録しており、2位のニコラ・ヨキッチ(16回)に倍以上の差を付けている。
今季のウィザーズは、4月6日の時点で17勝32敗のイースト13位。ポストシーズンどころか、プレイ・インさえ絶望的に思われていたが、そこからウェストブルックの大活躍により、17勝6敗という怒涛のラストスパートを見せ、最終順位でイースト8位まで駆け上がった。
なおウェストブルックが月間最優秀選手に選出されるのは、OKC在籍時だった2017年12月以来となる。
▼5月のウェストブルック
・ウェスト:ステフィン・カリー
ウェスタンカンファレンスでは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが4月に続いて再び受賞(キャリア通算9回目)。2カ月連続でのプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出は、ウォリアーズの球団史上初となる。
5月のカリーはリーグ1位の36.8得点を平均し、チームを月間リーグベストの8勝1敗に牽引。ウォリアーズはシーズン最終成績でウェスト8位となった。
ウォリアーズは、現地19日に行われるプレイ・イン・ゲームでウェスト7位シードを賭けてロサンゼルス・レイカーズと対戦。レイカーズの圧倒的なサイズをどう攻略できるかが勝利へのカギとなりそうだ。
なお2021年5月のルーキーズ・オブ・ザ・マンスには、オーランド・マジックのR.J・ハンプトンと、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズが選出。
エドワーズは、3月から3カ月連続で月間ルーキー賞を受賞。2021の新人王レースで、ラメロ・ボールとどちらに軍配が上がるのかに注目だ。
参考記事:「NBA」