ウェストブルックのLACデビュー戦、176-175の記録的なハイスコアゲームに
NBAでは現地2月24日、ロサンゼルス・クリッパーズとサクラメント・キングスがLAのクリプト・ドットコム・アリーナで対戦。ダブルオーバータイムに及ぶ死闘の末、キングスが176-175という記録的なスコアリングマッチを制した。
NBAによると、両チームが170点以上をスコアした試合は76年の歴史で今回が2度目。1983年12月13日のピストンズ対ナゲッツ戦(トリプルOTで186-184)以来約40年ぶりだという。
RWの新チームデビュー
この日の試合では、ラッセル・ウェストブルックがクリッパーズとして初めて試合に出場。ウェストブルックは、今年のトレードデッドラインでレイカーズからジャズへと移籍し、さらにジャズとのバイアウト合意でFAとなり、クリッパーズと契約を結んだばかりだ。
クリッパーズ本拠地クリプト・ドットコム・アリーナのファンたちは、新加入のウェストブルックをイントロから大歓迎。初得点を決めた際にも大歓声が上がる。
この日のウェストブルックは、先発PGとして39分の出場で17得点/14アシストのダブルダブルをマーク。延長戦の途中でファウルアウトすることとなったが、新チームデビュー戦としては上出来だと言えるだろう。
シーズン終盤からプレイオフに向けて、ウェストブルックがカワイ・レナード/ポール・ジョージのスターコアと、どのようにフィットしていけるかに注目。クリッパーズが得意とする5アウトのスモールラインアップなら、オンボールでのウェストブルックの良さが最大限に引き出されるかもしれない。
キングス史上初
勝利したキングスは、マリク・モンクがベンチから45得点、オールスターのディアロン・フォックスが42得点/12アシストのダブルダブルをマーク。第4Q残り4分の14点ビハインドから怒涛の猛反撃で試合をオーバータイムに持ち込み、歴史的なハイスコアゲームの末に大逆転勝利を手にした。
NBAによると、2選手が同じ試合で40得点以上をマークしたのはキングス史上初だという。
▼モンクは第4QとOTだけで30得点のクラッチパフォーマンス
これで今季キングスは35勝25敗のウェスト3位。現地2月27日の時点でカンファレンス7位のウォリアーズと4.5ゲーム差を付けており、2006年以来17年ぶりとなるプレイオフ進出がかなり現実味を帯びてきた。
敗れたクリッパーズは、カワイ・レナードが44得点、ポール・ジョージが34得点で奮闘。現在33勝30敗でウェスト5位に着けている。
ボックススコア:「NBA」