ウルブズ2年目のアンソニー・エドワーズ、プレイオフデビュー戦で36得点
NBAでは現地4月16日、2022年プレイオフが開幕。7位シードで4年ぶりのポストシーズン進出を果たしたミネソタ・ティンバーウルブズが、初日から番狂わせを演じた。
ウルブズは、敵地フェデックス・フォーラムで行われた2位メンフィス・グリズリーズとのファーストラウンド・シリーズ第1戦に130-117で勝利。チームを牽引したのは、2年目フォワードのアンソニー・エドワーズだ。
2020年ドラフト1位指名のエドワーズは、キャリア初のプレイオフゲームとなったこの日の試合でチーム最多の36得点をマーク。類い稀なフィジカル&身体能力でリムを果敢に攻めつつ、ミッドレンジやスリーからのジャンプショットも好調で、グリズリーズがランを仕掛けようとする度に大事な1本を決めて、試合の流れをウルブズに引き寄せた。
20歳のプレイオフデビュー戦とは思えない圧巻のパフォーマンス。エドワーズは今後スーパースターへと大ブレイクしそうな若手選手の筆頭だろう。
ウルブズはエドワーズの他、カール・アンソニー・タウンズが29得点/13リバウンドのダブルダブルで存在感を発揮。第3Q中盤には、今季DPOY候補のジャレン・ジャクソンJr.の上から強烈なポスタライズダンクを叩き込んだ。
一方で敗れたグリズリーズは、ジャ・モラントが32得点/8アシストで奮闘。スリーは1本も決められなかったものの(2本中0本)、アグレッシブにペイントエリアを攻めて合計20本のフリースローを稼いでいる。
この日のグリズリーズは、攻守のフィジカルプレイでウルブズに圧倒されていた印象。また先発センターのマッチアップも完全にミスマッチで、スティーブン・アダムスがタウンズのマークに大苦戦していた。第2戦でグリズリーズがどんなアジャストを仕掛けてくるのか楽しみだ。
2022年NBAプレイオフ開幕戦
同日の2022プレイオフ初日ではウルブズ対グリズリーズの他、ウェスト5位のユタ・ジャズがルカ・ドンチッチ不在のダラス・マーベリックスに敵地で99-93で勝利。ステフィン・カリーが復帰した3位シードのゴールデンステイト・ウォリアーズは、123-107で6位のデンバー・ナゲッツに圧勝している。
ウォリアーズ対ナゲッツのシリーズ第1戦では、ジョーダン・プールがステップアップしてゲーム最多の30得点をマーク。約1カ月ぶりに戦線復帰したカリーは、ベンチ出場から16得点をあげて勝利に貢献した。
またイースタンカンファレンスでは、4位のフィラデルフィア・76ersが5位のトロント・ラプターズとのシリーズ初戦に131-111で快勝。2年目ガードのタイリース・マキシーが38得点、トバイアス・ハリスが26得点、ジェームズ・ハーデンが22得点/14アシストの好パフォーマンスをみせた。
なお第4Qには、ラプターズ新人のスコッティ・バーンズが足首負傷で途中退場。深刻な怪我でないことを祈りたい。
ボックススコア:「NBA」