NBAプレイオフ第1ラウンド、3シリーズが第7戦に突入!!
5月1日に行われたプレーオフ第1ラウンドの3試合は、アトランタ・ホークスとオクラホマシティ・サンダーがアウェイで、ゴールデンステイト・ウォリアーズがホームでそれぞれ勝利。3チームともトーナメント敗退をまぬがれ、シリーズ決着を第7戦に持ち込んだ。
昨季プレーオフで第7戦にまでもつれ込んだマッチアップは、「ネッツ対ブルズ(1回戦)」、「ヒート対ペイサーズ(カンファレンス決勝)」、「ヒート対スパーズ(ファイナル)」の3つだけ。歴代NBAでも1994年の5つが最多だ。
今年はすでに第7戦が3つ確定な上、3勝2敗のシリーズがまだ3つ残っている。第1ラウンドだけでここれほど接戦続きのプレーオフは見たことがない。
2014年NBAプレーオフ(42試合:5月2日現在)
1ゴール差で決着 | 12試合 |
オーバータイム | 8回 |
ホームチームの勝率 | 19勝23敗 |
とにかく今年はホームチームの負けが多かった。また、特にウェストの実力が均衡しており、未だに2回戦進出を決めたチームはいない。
5月1日試合結果
ペイサーズ対ホークス
第4Q残り9分で4点ビハインドというピンチに立たされたペイサーズは、そこからじわじわと追い上げ、残り46秒にデビッド・ウェストのシュートで2点リードをつけることに成功。フリースローゲームもきっちりと決め、95対88で接戦を制した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
IND | 20 | 24 | 20 | 31 | 95 |
ATL | 22 | 17 | 28 | 21 | 88 |
ペイサーズは、ポール・ジョージとデビッド・ウェストがそれぞれ24得点を記録。ロイ・ヒバートは先発出場したものの、わずか12分のプレー時間にとどまり、0得点と2リバウンドに終わった。シリーズを通して平均4得点、3.2リバウンドと、ヒバートの不調が続いている。
何とかシリーズをタイに戻したペイサーズだが、この日の試合ではちょっとドキッとする場面が…。前半終了直前にマイク・スコットとジョージ・ヒルがつかみ合いになった際、ベンチにいたポール・ジョージがコートに足を踏み出してしまったのだ。
NBAのルールブックには次のような記載がある:
「喧嘩騒ぎがあった際、試合に出場していない選手はベンチの側にとどまらなければならない。違反者には、最低1試合の出場停止処分、および最大5万ドルの罰金処分が課されるものとする」
とはいえ今回の場合、ポール・ジョージがコートに出たのはほんの一瞬。こんなことで第7戦を出場停止になるなんてことは100%ないと思うが、ネット上では「2007年WCセミファイナル」を引き合いに出してジョージへの処分を訴えるサンズファン(もしくはホークスファン)がちらほらいた。
サンダー対グリズリーズ
シリーズを通してややスランプ気味で、オクラホマ地元紙に「Mr.Unreliable(ミスター頼りない)」なんて見出しを付けられたケビン・デュラントだが、第6戦では36得点、10リバウンドと大爆発。サンダーは序盤から大量得点差を付け、104対84でグリズリーズに圧勝し、シリーズを3勝3敗のふりだしに戻した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
OKC | 25 | 31 | 26 | 22 | 104 |
MEM | 17 | 24 | 20 | 23 | 84 |
▼デュラント、第6戦ハイライト
▼オクラホマ地元紙『Oklahoman』5月1日の見出し
OKC paper taking shots at Durant this morning pic.twitter.com/nV17iJrvU4 (via @KevinDeShazo)
— darren rovell (@darrenrovell) 2014, 5月 1
▼翌日の見出し
クリッパーズ対ウォリアーズ
審判がしょうもないファウル取りすぎ…。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
LAC | 25 | 26 | 16 | 32 | 99 |
GS | 25 | 23 | 22 | 30 | 100 |
両チームともファウルトラブルに悩まされ、ブレイク・グリフィン、J.J.レディック、デビッド・リーの3選手が6ファウルで退場。クリッパーズは残り0.4秒で1点差に迫ったものの、ステファン・カリーがフリースローを故意にミスすることで時間を喰い潰し、ウォリアーズが1点差の勝利を収めた。
▼アンドレ・イグドラ、残り2分30秒でスリーポイント…、アンドワン
▼ステファン・カリーの決勝ミスフリースロー
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今年のプレーオフはとにかく面白すぎる。有意義なゴールデンウィークが過ごせそうです…。
Thumbnail:「YouTube/NBA」