海外掲示板:「Dリーグのトライアウト受けてきたけど質問ある?」
NBAには「 Development League(Dリーグ)」と呼ばれるマイナーリーグがある。これまでにクリス・アンダーセン(ヒート)やマット・バーンズ(クリッパーズ)など第一線で活躍する選手を輩出しており、主にロースター漏れした選手がNBA昇格を目指して参加する育成リーグだ。
先日、海外掲示板RedditのNBA板に、Dリーグのチーム「オースティン・トロス(スパーズ提携)」のトライアウトを受けたことがあるというユーザーが登場し、その経験談を詳細に語っていた。
Dリーグのトライアウト受けたけど質問ある?
スレ主の最初のコメント:
「Dリーグのトライアウトはタフだった。オースティン・トロスのトライアウトに参加したんだけど(合格できないことはわかってたけど)、凄く強烈だったよ。5,6時間の練習とハードワーク。ゼネラルマネージャーと話したところ、トライアウトで4,5人を選出するらしい。そこからトレーニングキャンプ後に残るのは1人か2人。でも楽しかったよ」
本人証明として、スレ主はチームのシャツと参加書の写真をアップ:
背番号「12」がスレ主らしい:
以下、Q&A。
Q:トライアウトってどんなことをするの?
A:前半はウォームアップとドリル。
・3対3のピック&ロール
・ディフェンス・リカバリー
・ハイポストを使っての3対3のオフェンス
・ドライブ&キック
・シューティングコンテスト
1時間の昼休憩があって、その後は4チームに分かれて2時間ほど5対5のゲーム。後半はほとんど休憩が無かった。最後にはみんなヘトヘトだったよ
Q:君の身長は?ポジションは?
A:183cm、86kg、ポイントガード
Q:どのくらいのレベルのバスケ経験者?
A:高校バスケの3Aクラスでプレーしました。大学に行ってからは、1日3時間、週4,5回くらい。今は地元の草バスケリーグに参加したり、ピックアップゲームをしたりしています。
Q:どうやってトライアウトに参加できたの?
A:ほとんどのDリーグのトライアウトはオープンだから。登録期限日をちゃんと確認して…、通常は初秋ごろだと思う。それから書類を提出して、150ドル払えば参加できるよ
Q:昼休憩のとき、あなたの他にもすでに合格を諦めてそうな人はいましたか?
A:大多数の人は本気で合格を目指していなかったと思う。約60人ほどいたけど、枠が少ないのはみんな承知だったからね。飛びぬけて上手い選手がいるのがわかった後は、みんな楽しみながら競争しようって感じだった。変なプレッシャーもなかったせいか、みんな伸び伸びとプレーしてたよ。30代半ばの人も何人かいたな。自分たちのプレーを評価してもらえる上に、高いレベルで競争ができるから参加したみたいだね
Q:もし下手くそでも、お金さえ払えばトライアウトできるってこと?どう考えても見込みのない場合、早く帰らされたりしないの?
A:そんなことはないよ。ちゃんと競争して、教えを受け入れる姿勢があれば、帰らされることはない。ただ1年前のトライアウトでは、「みんなやる気をみせないんだったら、中止にするぞ」って雰囲気になったらしい。要するに、やる気をみせれば大丈夫ってことだよ
Q:一緒にトライアウトを受けた選手の中で、NBAに昇格できた人はいる?
A:トレーニングキャンプをクリアして、オースティン・トロスのロースターに入ったのが1人だけいるな。まだNBAには昇格できてないけど
Q:5対5に関して質問だけど、全員とプレーするってこと?コーチが選手を入れ替えたりするの?
A:各10人の4チームに分けられて、選手の入れ替えは自分たちでやった。プレー時間はみんな平等だったよ
Q:トライアウトに来ていたのはどんな人たちだった(大学バスケ上がり、外国人選手、etc.)?
A:わざわざレバノンから参加した選手がいたよ。自国でプロだったとかそんな風ではなかったけどね。参加者のほとんどは、仕事のかたわらバスケをやってるローカルプレーヤーだった。大学新卒も15人ほどいたかな。
Q:草バスケ、Dリーグ、NBA、NBAスーパースター。それぞれのレベルの違いを何かに例えてみてくれませんか?
A:やってみます
草バスケ = ホンダ・シビック
Dリーグ = 日産350z(フェアレディZ)
NBA = ダッジ・バイパー
スーパースター = フェラーリ
レブロン = ブガッティ・ヴェイロン
ダンカン = G6(ジェット機)
Q:もし君が花だったら、どの花になりたい?その理由は?
A:ハイビスカス。ハワイの州花になれる
Q:トライアウトを受けたい人に何かアドバイスある?
A:とにかく楽しめってことかな。俺は数ヵ月前からトレーニングしたんだけど、それがすごく役に立った。みんなについていけたし、最後までへたばることなく課目をこなせたからね。それから、教わるという姿勢を持って、インストラクションにちゃんと耳を傾けることが大事。スタッフはドリルなんかのときに、何度も同じことを言わされるのを嫌うから
Thumbnail by nocklebeast via Flickr
ソース:「Reddit」