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NBA タイブレーク
2015 4 12

ウェスタンカンファレンスの上位シード争いとNBAタイブレーク完全ガイド

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現地11日、ロサンゼルス・クリッパーズがメンフィス・グリズリーズに勝利したことで、ウェストのプレイオフ2位シードを巡る争いがさらに激化する運びとなった。現在2位のグリズリーズと3位のクリッパーズ、5位のスパーズが54勝26敗で並び、6位のロケッツが53勝26敗でわずか0.5ゲームビハインド。このままいけば、2~4チームの最終成績がタイになる可能性も十分にある。

もしそうなった場合、どのチームがどの順位に落ち着くことになるのか?今回は、NBAプレイオフのシード順決定で2チームの成績が同じだった場合に適応される「タイブレーク・ルール」についてみていきたいと思う。

▼現地11日時点でのウェスト2位~6位

チーム 成績
2 グリズリーズ 54勝26敗
3 クリッパーズ 54勝26敗
4 ブレイザーズ 51勝29敗
5 スパーズ 54勝26敗
6 ロケッツ 53勝26敗

1.ディビジョン王者


まずタイブレークの決定で最優先されるのは、ディビジョン(地区)優勝チーム。

ウェスタンカンファレンスは「パシフィック」「ノース・ウェスト」「サウス・ウェスト」の3地区に分かれている。クリッパーズが属するパシフィック・ディビジョンはすでにウォリアーズの優勝が決まっており、ノース・ウェストはブレイザーズが勝ち取った(4位シード確定)。グリズリーズ、スパーズ、ロケッツのサウス・ウェストはまだ未定だ。

よって、もし4チームの最終成績が同じになった場合、サウス・ウェストの勝者が2位シードとなり、クリッパーズは3位以下が確定する。クリッパーズが2位になるためには、シーズン残り2~3試合で他の3チームすべてが最低でも1敗することが絶対条件となる。


2.直接対戦成績


次に優先されるのは、2チーム間の直接対戦成績だ。4チームのシーズンシリーズ結果は以下の通り:

MEM LAC SAS HOU
MEM – 2-2 2-2 2-2
LAC 2-2 – 2-2 2-2
SAS 2-2 2-2 – 1-3
HOU 2-2 2-2 3-1 –

グリズリーズ、クリッパーズ、スパーズの3チーム間の直接対戦成績は2勝2敗の引き分け。一方でロケッツはグリズリーズ/クリッパーズと2勝2敗だが、スパーズに1勝3敗で負け越した。

よって、スパーズとロケッツが同じ成績に終わった場合は、スパーズにタイブレークが与えられる。


3.ディビジョン内対戦成績


グリズリーズとスパーズのように、同一ディビジョンに属する2チームのタイブレークが直接対戦で決まらなかった場合は、ディビジョン内チームとの対戦勝率が考慮される。今季サウス・ウェスト地区内の対戦成績は次の通りだ:

  1. グリズリーズ – 9勝7敗(残り0試合)
  2. スパーズ – 8勝7敗(残り1試合)
  3. ロケッツ – 7勝8敗(残り1試合)

現時点でグリズリーズが同成績のスパーズよりも上位となっている理由はこれだ。

今季残りのディビジョン内対戦は、グリズリーズが0で、スパーズとロケッツが1試合ずつ。すでにロケッツはグリズリーズ、スパーズに対してタイブレークを失っている。


4.カンファレンス内対戦成績


これでもタイブレークが決まらない場合は、同一カンファレンスチームとの対戦勝率が適応される。4チームのカンファレンス内成績は:

  1. クリッパーズ – 35勝15敗
  2. グリズリーズ – 35勝16敗
  3. スパーズ – 31勝19敗
  4. ロケッツ – 31勝19敗

これにより、すでにグリズリーズはスパーズに対するタイブレークを獲得している。

※11日現在で確定しているタイブレーク:

  • グリズリーズ > スパーズ: 直接対戦は2勝2敗の引き分けだが、カンファレンス内対戦成績でスパーズを上回っているため
  • グリズリーズ > ロケッツ: 直接対戦は2勝2敗の引き分けだが、ディビジョン内対戦成績でロケッツを上回っているため
  • クリッパーズ > スパーズ(地区王者にならなかった場合): 直接対戦は2勝2敗の引き分けだが、カンファレンス内対戦成績でスパーズを上回っているため
  • クリッパーズ > ロケッツ(地区王者にならなかった場合): 直接対戦は2勝2敗の引き分けだが、カンファレンス内対戦成績でロケッツを上回っているため
  • スパーズ > ロケッツ: 直接対戦を3勝1敗で勝ち越しているため
  • サウス・ウェスト地区王者 > クリッパーズ

※   ※   ※

以上を考慮すると、もし4チームが同成績に終わった場合、2位グリズリーズ、3位クリッパーズ、5位スパーズ、6位ロケッツというシーディングになる。グリズリーズが有利な状況だが、残り試合のマッチアップを見ると必ずしもそうとは言えない。

各チームの残りスケジュールは:

  • グリズリーズ: ウォリアーズ(13日アウェイ)、ペイサーズ(15日)
  • クリッパーズ: ナゲッツ(13日)、サンズ(14日アウェイ)
  • スパーズ: サンズ(12日)、ペリカンズ(15日アウェイ)
  • ロケッツ: ペリカンズ(12日)、ホーネッツ(13日アウェイ)、ジャズ(15日)

グリズリーズはアウェイでのウォリアーズ戦が控えている。主力メンバーを休ませてくる可能性もあるが、今季ホーム成績37勝2敗のウォリアーズを本拠地で破るのは至難の業だろう。またロケッツもアウェイでのバック・トゥ・バックを含む4日間/3試合をこなす必要があり、スケジュール的にやや厳しい。

仮にグリズリーズが1敗して、他の3チームが全勝した場合、プレイオフのシード順は2位スパーズ、3位クリッパーズ、5位ロケッツ、6位グリズリーズとなる。ベストシナリオである。

なおウェスト8位シード争いは、現時点でペリカンズとサンダーが43勝36敗で同じ成績。タイブレークは、シーズンシリーズを制したペリカンズが握っている。

Image by MattBritt00/Flickr

ソース:「NBA」

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