ナゲッツがベテランガードのオースティン・リバースと10日間契約
ジャマール・マレーの穴を少しでも埋めることができるか?
デンバー・ナゲッツは現地20日、ガードのオースティン・リバースと10日間契約を結んだことを発表した。
今季のリバースは、ニューヨーク・ニックスで22試合に出場し、7.3得点、2.0アシストを平均。3月のトレードデッドラインでオクラホマシティ・サンダーへと放出されたのちにウェイブされ、FAとなっていた。
▼シーズンハイ25得点
現在ナゲッツは37勝20敗でウェスト4位。先週に準エースのジャマール・マレーを左ひざの前十字靭帯断裂で失ったばかりだ。
21.2得点、スリー成功率40.8%を平均していたマレーの穴を埋めるのは容易じゃない。今季のニコラ・ヨキッチとマレーがピック&ロールやDHOから繰り広げるツーマンゲームは、リーグ屈指のコンビプレイと呼べるレベルにまで達していた。
さらにナゲッツのマイク・マローンHCによれば、マレーの代わりに先発PGを務めるはずだったモンテ・モリスも、ハムストリング負傷により少しの間チームを離れる見込みだという。
今のナゲッツのガードローテーションは、ファクンド・カンパッソにPJ・ドージア、シャキール・ハリソン。そこにリバースが、早ければ現地21日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦から加わる。加入直後から、それなりに大きな役割を任されることになるかもしれない。
リバースは、クリッパーズとロケッツの一員としてポストシーズン45試合に出場と、プレイオフ経験も豊富。ここ数シーズンでは、スリーポイントショットも安定していた。
またリバースは、一部のファンの間で“ジャズ・キラー”として知られている選手(たぶん)。リバースのキャリア平均得点は9.1得点だが、ユタ・ジャズとのキャリア24試合では11.2得点を記録しており、さらに今季ジャズとの2試合では24.0得点を平均している。
今のシーディングのままシーズンが終われば、ナゲッツとジャズがウェスト第2ラウンドで衝突する可能性は十分にある。そうなれば、リバースがシリーズの命運を分ける“Xファクター”になるかも?
参考記事:「NBA」