ブレイク・グリフィン、ロケッツ戦での誤審に理解「試合を審判するのは難しい」
クリス・ポール不在という厳しい状況の中、昨季WCセミファイナルの雪辱を果たすべく現地7日のヒューストン・ロケッツ戦に臨んだロサンゼルス・クリッパーズ。ジェイムス・ハーデンの46得点に圧倒されながらも、試合時間残り40秒で同点に持ち込む大健闘をみせたが、最後にフィールドゴールを決められず、4点差の惜敗に終わった。
勝敗を大きく左右した要因一つが、第4Q残り18秒でブレイク・グリフィンが放ったプットバックアテンプトに対する判定。ドワイト・ハワードがリム枠内に残っていたボールをはじき出したのだが、審判はゴールテンディングの笛を鳴らさなかった。
この結果、ボールはアウト・オブ・バウンズ。クリッパーズはゴールテンディングの映像判定を要求したが、元々審判がバイオレーションをコールしていないのでハワードのプレーは審査の対象にならず、ポゼッションはロケッツボールとなった。
もしグリフィンのショットがカウントされていたなら、試合は残り18秒で同点となっていたので、クリッパーズの選手やファンたちだけでなく、ブザービーターやオーバータイムのドラマを期待していたバスケファン(ロケッツファン以外の)にとっても少し後味の悪い幕引きといえる。NBAも試合翌日、ゴールテンディングがコールされるべきだったと誤審を認めた。
ただグリフィン本人は、今回の件に関して思ったよりも寛容的な態度を示している。試合後のインタビューで、「典型的なゴールテンディングだった」としながらも、審判の立場もよく理解できるとコメントした。
「バスケットボールの試合で審判を務めるのはすごく大変なんだ。僕もこの夏にリトルリーグの試合でレフリーをやったけど、あまり上手くいかなかった。だから理解できる。バスケは展開が早い。だから彼らが故意にゴールテンディングを見逃したとは思わないよ。それは絶対にない」
– ブレイク・グリフィン
何とも大人な対応。なおグリフィンは、この日の試合で35得点、11リバウンド、5アシストの大活躍をみせている。
参考記事:「LA Times」