エリック・ブレッドソー 「ここにいたくない」
開幕3連敗、しかもその内の2試合が40点差以上での惨敗と、NBA史上最悪レベルのシーズンスタートを切った今季のフェニックス・サンズ。現在27歳で選手として全盛期真っただ中のエリック・ブレッドソーは、そんなチームの現状に相当なフラストレーションを感じているようだ。
サンズがクリッパーズに42点差での大敗を喫した翌日、ブレッドソーは突然Twitterで「ここにいたくない」とツイート。
何の説明もないため、“どこ”に居たくないのかは定かではないが、それがサンズを指しているであろうことは想像がつく。ロサンゼルス・クリッパーズで共にプレイした経験がある元チームメイトのデアンドレ・ジョーダンもそのように考えたのか、ブレッドソーのツイートから1時間後、「帰っておいで、ブラザー」と、同じく何の説明もなしに意味深なツイートを投稿した。
ブレッドソーは、2010年のデビューから最初の3シーズンをバックアップPGとしてクリッパーズでプレイしている。
ブレッドソーの態度について、当然ながらサンズは腹を立てている。現地23日に行われたキングス戦では、ウォームアップが始まる前にブレッドソーに帰宅するように命じ、試合を欠場させた。
またチームがツイートについて訊ねたところ、「ヘアサロンにいた」と弁解したらしいが、サンズのライアン・マクドノーGMはその言い訳をまったく信じておらず、現地メディアの取材で「将来的に彼をチームに残すつもりはない」とコメントしている。
これでブレッドソーが近々トレードされる可能性が極めて高くなったわけだが、アリゾナのラジオ番組『Arizona Sports 98.7』によると、ブレッドソーは以前からトレードを希望していたらしく、シーズン開幕前にもその件でチームと話し合っていたとのこと。またESPNによれば、サンズはすでに複数のチームと交渉を開始しており、クリッパーズやデンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックス、ミルウォーキー・バックスらが強い関心を示しているという。
Image by Keith Allison
参考記事:「ESPN」