ポール・ジョージがシーズンハイ42得点、サンダーは連敗を4でストップ
オクラホマシティ・サンダーのポール・ジョージが現地10日、チェサピークアリーナで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦でシーズンハイの42得点、9リバウンド、7アシスト、3スティールを記録。サンダーは今季最多の120点をスコアしてクリッパーズに8点差で勝利し、先週から続いていた連敗記録を4で終わらせた。
今季サンダーは、オールスタークラスのタレントを2人も獲得したにもかかわらず、昨季とは反対に、勝負所で競り負けるパターンが多かった。NBA.comのデータによると、開幕11試合でのサンダーはクラッチタイム(残り時間5分以下で5点差以内の場面)の平均得失点差でリーグワーストの-8.2を記録し、接戦となった試合での成績は0勝6敗。クラッチタイムになると、オフェンスはスター選手が交互にアイソレーションで攻めるといった単調な形に陥り、さらに普段はNBAトップレベルのディフェンスもまったく機能しなくなる(クラッチタイムにおける100ポゼッション当たりの失点はリーグワーストの161.2点)。
10日のクリッパーズ戦でも、第3Q中盤で20点リードを奪取しながらも、第4Qには接戦に持ち込まれるという非常に嫌な展開となるが、この日はポール・ジョージが正念場でステップアップ。何度もドリブルでディフェンスを突破しながら、アグレッシブにレーンを攻めてチームの得点につなげた。サンダーは同点で迎えた第4Q残り5分30秒から15-6のランで試合を締めくくった。
ラッセル・ウェストブルック、ケビン・デュラント、ジェイムス・ハーデン以外のサンダーの選手が40得点超えを達成したのは、この日のジョージが初めてとなる(シアトルからオクラホマに移転した2008-09以降で)。
サンダー(5勝7敗)はジョージの他、ウェストブルックが22得点、8アシストをマーク。敗れたクリッパーズ(5勝6敗)は、ルー・ウィリアムズがシーズンハイの35得点で大奮闘した。
ボックススコア:「NBA」