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スパーズ 優勝
2014 6 16

【2014ファイナル第5戦】スパーズが通算5度目のNBA制覇達成!!!

2014, スパーズ, ヒート, ファイナル, 優勝, 第5戦 2

15日に行われたNBAファイナル第5戦は、サンアントニオ・スパーズがマイアミ・ヒートに圧勝。4勝1敗でシリーズを制し、ホームコートで通算5度目のNBAチャンピョンに輝いた。

ホームでの2連続惨敗を受け、マリオ・チャルマーズの代わりにレイ・アレンを先発起用するなどゲームプランを修正し、背水の陣で第5戦に臨んだヒート。最も重要な課題は、先手を奪い、第3,4戦までの悪い流れを断ち切って勢いに乗ること。レブロン・ジェイムスは試合前の円陣で「攻守共に足を動かそう。俺のリードについてこい」と言ってチームの士気を高めた。

その言葉に触発されるかのように、ヒートは開始直後から猛攻撃を展開。レブロンを先頭にトランジションで得点を積み重ねる一方、スパーズの攻めを完全に抑え、最初の7分間で22-6と16点の大量リードを奪った。

▼レブロン・ジェイムス、第1Q

レブロンは最初のクォーターだけで17得点の大活躍。終盤からスパーズが12-0のランでゲームを立て直し、ヒートの7点リードで第1Qを終えた。

非常に良いスタートダッシュを切ったヒートだったが、そこから試合の流れは一変する。スパーズはティム・ダンカン、マヌ・ジノビリのベテラン勢を軸に連続でフィールドゴールを沈め、第2Q残り4分47秒で早くも逆転に成功。反対にヒートのオフェンスは大失速し、スパーズの7点リードで折り返しを迎えることとなった。

▼これぞジノビリ!!ダンク+ステップバック・スリー

 

▼スパーズの第1Q(左)、第2Q(右)ショットチャート比較

A tale of 2 Quarters for the @Spurs: 28.6% FG (6/21) in the 1st, 50% (11/22) in the 2nd #NBAFinals pic.twitter.com/8EejzxNzqh

— NBA.com/Stats (@nbastats) June 16, 2014

何とか流れを引き戻したいヒートのスポルストラHCは、クリス・アンダーセンを後半先発に投入して再びラインアップの調整。しかし、スイッチの入ったスパーズを止めることはできなかった。

第3Qは、最初の4分間で両チームのフィールドゴールがゼロという均衡状態で進んだが、中盤からスパーズのオフェンスが再び大爆発する。ベンチ出場したパティ・ミルズの連続スリーで完全に勢いに乗ると、このクォーターで30点をスコア。その一方でヒートの得点を18点に抑え、スパーズは一気にリードを19点に広げた。

▼ミルズ、第3Qに4本のスリーをパーフェクトで沈める大活躍

第4Qに入ると、最初の3クォーターでわずか2得点だったトニー・パーカーがゲームをテイクオーバーし、スパーズは最後の粘りをみせようとするヒートをことごとく粉砕。5分が経過しても点差は全く縮まらず、この時点でヒートはすでに諦めモードに入った様子だ。

ディフェンスの戻りがあからさまに遅くなり、残り6分30秒にはエースのレブロンをベンチに引っ込め、まだ逆転のチャンスがあるにもかかわらず早々とタオルを投げる形となった。

勝利を確信したスパーズも2分を残したあたりから順番に一人ずつ選手を入れ替え。主力陣がベンチに下がる際には観客席から盛大な拍手が送られ、2014年ファイナルはスパーズの圧勝で幕を下ろした。

Q1 Q2 Q3 Q4
MIA 29 11 18 29 87
SA 22 25 30 27 104

▼第5戦ハイライト

この日のスパーズは、カワイ・レナードがチームハイの22得点、10リバウンドを記録。要所でスーパープレーを披露したジノビリが19得点で続き、ミルズは5本のスリーポイントを含む17得点を獲得した。

他にもダンカンが14得点、パーカーは第4Qだけで15得点をマーク。ボリス・ディアウは9リバウンド、6アシストのオールラウンドなパフォーマンスをみせる一方で、ディフェンス面でも活躍した。

▼ディアウのボールチェック

 

とにかく全員がそれぞれの役割をこなす完璧なチーム力で相手をねじ伏せ、見事昨年のリベンジを果たしたスパーズ。ファイナルMVPを獲得したのは、ダンカンでもパーカーでもなく、第3戦、4戦、5戦で開花したレナードだった。

▼ハグで優勝の瞬間を待ちわびるスパーズビッグ3

 

▼感無量のポポビッチHC

 

「コーチングを始めて以来、私はこれほどチームを誇りに思ったことはないし、1シーズンからこれほど満足感を得られたことも今までなかった。君たちは昨年の壮絶な敗北から立ち直り、自らを今のポジションまで持ち上げた。その過程で君たちがみせた不屈の精神は最高に名誉なことだ。これが私にとってどれだけかけがえのないものか、言葉にするのは難しい。本当にありがとう」
– ポポビッチHC、試合後スパーズロッカーでのスピーチ

DO NOT SLEEP on Tim Duncan, when talking about the all-time greats. pic.twitter.com/FMi0WMsZl0

— His And Hers (@HisAndHers) June 16, 2014

3連覇ならず

プレイオフを順当に勝ち上がり、4年連続ファイナル進出という偉業を達成するも、リーグ3連覇にはあと一歩及ばなかった今年のヒート。ここまでワンサイドなファイナルを誰が予想できただろう。特に第3戦以降はチーム力、選手層の差を痛感する結果となった。

一体何が昨シーズンと違ったのか?スパーズはレナードやミルズなど若手が大きく成長したこともあり、昨年よりも確実に強かったイメージ。対するヒートは昨年よりもむしろ総合力が低下しており、ドウェイン・ウェイドやレイ・アレンなどガード陣の衰え(特にディフェンス面)がやや目立った印象がある。マイク・ミラーが抜けた穴も予想以上に大きい。

ヒートでは唯一レブロン・ジェイムスだけが安定のプレーを披露した。シリーズを通してFG成功率57.1%、スリー成功率51.9%を維持し、1試合平均で28.2得点、7.8リバウンドを記録。昨年のファイナルにも勝るパフォーマンスだったが、過去3試合でチームメイトからのヘルプをほとんど得られなかった。

▼ヒートビッグ3のシリーズスタッツ

得点 FG% 3P% アシスト リバウンド
レブロン 28.2 57.1 51.9 4.0 7.8
ウェイド 15.2 43.8 33.3 2.6 3.8
ボッシュ 14.0 54.9 38.5 1.0 5.2

▼第4Q、ベンチにさがったレブロンを励ますハスレム

 

第5戦でもレブロンは31得点、10リバウンド、5アシストをマーク。第1Qには17得点をあげる渾身の活躍をみせた。その一方でボッシュが13得点、ウェイドは11得点とかなり不調気味。レイ・アレンもフィールドゴール8本中1本と戦力になれず、ベンチ得点は最初の3クォーター合計でわずか6点という失態に終わった。

『※メモ:』

スパーズはシリーズを通して52.8%のフィールドゴール成功率をマーク。この数字はNBAファイナル史上最高の記録となる。またボリス・ディアウは歴代MIP受賞者の中で初めてチャンピョンシップを手にしたプレーヤーとなった。

Thumbnail:「YouTube」

【動画】2013-14シーズンの決勝ブザービーター総集編 スパーズの未来、カワイ・レナードがファイナルMVP受賞

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