2021オールスター投票1次集計:ケビン・デュラントが最多得票数
NBAでは現地4日、オールスターゲーム2021ファン投票の第1次集計結果が発表された。
1月28日の投票開始から1週間で最も得票数が多かったのは、アキレス腱断裂の重傷から完全復帰したブルックリン・ネッツのケビン・デュラントで230万2705票。
2位はレブロン・ジェームズの228万8676票で、デュラントとの差はわずか1万4000票。続いて3位がステフィン・カリーの211万3178票となっており、1次集計時点で200万票を超えたのは3選手のみだった。
以下、それぞれのカンファレンスのトップ10
イースト
フロントコート
- ケビン・デュラント (BKN) 2,302,705
- ヤニス・アデトクンボ (MIL) 1,752,185
- ジョエル・エンビード (PHI) 1,584,028
- ジェイソン・テイタム(BOS) 822,151
- ジミー・バトラー (MIA) 327,929
- バム・アデバヨ (MIA) 307,498
- ドマンタス・サボニス (IND) 186,275
- ジュリアス・ランドル (NYK) 175,325
- ゴードン・ヘイワード (CHA) 159,767
- ジェレミー・グラント (DET) 134,487
イーストのフロントコートは、今のところケビン・デュラントの独走状態で、ヤニス・アデトクンボとジョエル・エンビードがそれを少し離れて追う形。4位のジェイソン・テイタムは80万票超えと健闘しているが、ここから上位3人に追いつくのは難しそうだ。
今シーズン序盤でチームが低迷しているためか、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーとバム・アデバヨはあまり票が伸びず。昨年のオールスターゲームで先発出場を果たしたラプターズのパスカル・シアカムは、Top10にも入っていない。
一方で、キャリアベストなシーズンを送っているニックスのジュリアス・ランドルや、ピストンズのジェレミー・グラントがトップ10入りしている。
バックコート
- ブラッドリー・ビール (WAS) 1,273,817
- カイリー・アービング (BKN) 1,093,611
- ジェイムス・ハーデン (BKN) 1,014,763
- ジェイレン・ブラウン (BOS) 590,195
- ザック・ラビーン (CHI) 486,547
- トレイ・ヤング (ATL) 368,126
- コリン・セクストン (CLE) 207,218
- デリック・ローズ (DET) 183,899
- ラッセル・ウェストブルック (WAS) 137,641
- ベン・シモンズ (PHI) 117,993
イーストのバックコートでは、平均得点で今季リーグ首位のブラッドリー・ビールが最多得票数を獲得。ネッツのカイリー・アービングとジェイムス・ハーデンが僅差で食い下がっている。
バックコートの先発枠は2つなので、ここから3選手による熾烈なデッドヒートが繰り広げられるだろう。
▼ビールのシーズンハイライト
昨季に初出場かつスターターを勝ち取ったホークスのトレイ・ヤングは、36万8126票で6位。昨季から大きく成長しているセルティックスのジェイレン・ブラウンや、ブルズのザック・ラビーンに追い抜かれてしまった。
他には、3年目の大ブレイクを遂げようとしているキャブスのコリン・セクストンが20万票超えで7位。デリック・ローズは、今季にあまり目立った活躍をしていないにもかかわらず、相変わらずの人気ぶりだ。
ウェスト
フロントコート
- レブロン・ジェームズ (LAL) 2,288,676
- ニコラ・ヨキッチ (DEN) 1,477,975
- カワイ・レナード (LAC) 1,285,777
- アンソニー・デイビス (LAL) 1,192,881
- ポール・ジョージ (LAC) 549,280
- ザイオン・ウィリアムソン (NOP) 411,668
- アンドリュー・ウィギンス (GSW) 264,781
- クリスチャン・ウッド (HOU) 261,009
- ブランドン・イングラム (NOP) 230,387
- カーメロ・アンソニー (POR) 179,310
ウェストのフロントコートは、レブロン・ジェイムスがダントツ首位。ニコラ・ヨキッチ、カワイ・レナード、アンソニー・デイビスの3選手が僅差で残り2枠を争っている。
ロケッツ新加入で20得点ダブルダブルを平均中のクリスチャン・ウッドが26万1009票で8位。またデリック・ローズと同じく、ロールプレイヤーとして定着してからもカーメロ・アンソニーの人気は高く、1次集計で10位に食い込んだ。
ところでルディ・ゴベアはどこ?
バックコート
- ステフィン・カリー (GSW) 2,113,178
- ルカ・ドンチッチ (DAL) 1,395,719
- デイミアン・リラード (POR) 998,853
- ジャ・モラント (MEM) 257,743
- ドノバン・ミッチェル (UTA) 236,850
- デビン・ブッカー (PHX) 173,755
- クリス・ポール (PHX) 128,127
- CJ・マッカラム (POR) 104,965
- シェイ・ギルジアス・アレクサンダー (OKC) 99,286
- クレイ・トンプソン (GSW) 99,094
ウェストのバックコートでは、100万票を超えたのがステフィン・カリーとルカ・ドンチッチの2人のみ。2位のドンチッチと3位のデイミアン・リラードの差は40万票ほどあるが、今後のパフォーマンスやチーム成績や次第では逆転する可能性もありそうだ。
ウェストフロントコートで、アンドリュー・ウィギンスが7位なのもそうだが、今季全休が確定しているクレイ・トンプソンがバックコートで10位に入るあたり、ゴールデンステイト・ウォリアーズ人気の根深さが窺える。
▼Joker
オールスターのスターター選出には、ファン投票の他にも、メディアと選手の投票が加算される(ファン50%、メディア25%、選手25%の比重)。
なお今年のオールスターについては、世界中でコロナ禍ということもあり、ファンやメディアだけでなく、レブロンやディアロン・フォックスをはじめとした選手たちからも、「開催する必要はあるのか?」という疑問の声があがっている。
参考記事:「NBA」