アービングとトーマスのトレード、ドラフト2巡目指名権追加でようやく成立
現地30日、ボストン・セルティックスとクリーブランド・キャバリアーズが、「トレードが成立した」と共同で声明を発表。これでカイリー・アービングとアイザイア・トーマスの移籍がようやく正式なものとなる。
現地22日の時点で合意に達していたものの、トーマスの身体検査の結果が思わしくなかったため保留となっていた今回の大型トレード。一時はトレード破綻の可能性まで報じられていたが、セルティックスが当初の条件だったトーマス、ジェイ・クロウダー、アンテ・ジジッチ、2018年ドラフト1巡目指名権(ブルックリン・ネッツ)に、マイアミ・ヒートの2020年ドラフト2巡目指名権を追加することで決着がついた。
今回のトレードで問題となったトーマスの怪我は、3月15日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で最初に負傷したものだ。カール・アンソニー・タウンズとの接触プレイで股関節唇を損傷し、2試合を欠場してからすぐに復帰したが、ウィザーズとのカンファレンス・セミファイナル第6戦で再発。トーマスはその後も試合に出場し続けたが、キャブスとのカンファレンスファイナル第2戦でさらに怪我が悪化し、戦線を離脱することとなった。
▼スクリーンにぶつかった際に悪化
トーマス本人は怪我の状態について、「壊れてしまったわけじゃない。同じプレイヤーとして戻ってくる」と前向きなコメントを残している。
「今回の怪我が僕の選手生命を駄目にしてしまうなどという痕跡はまったく見当たらない。みんなが期待するほど早期には戻ってこれないかもしれないが、必ず復帰する。以前と同じプレイヤーとしてね」
– アイザイア・トーマス
Image by Keith Allison
参考記事:「ESPN」