バックスがホームでクリッパーズを破壊し14連勝
ミルウォーキー・バックスが現地6日、本拠地ファイサーブ・フォーラムで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦に119-91で圧勝。連勝記録を14に更新し、今季一番乗りで20勝に到達した。
14連勝はバックスにとって球団史上3番目の最長記録。最後に14連勝以上を達成したのは1970-71シーズンで(16連勝)、その年はカリーム・アブドゥル・ジャバーとオスカー・ロバートソンがチームを初優勝へと導いている。
カワイ・レナードに昨季イースト決勝での雪辱を果たすべく試合に臨んだバックスは、第1Qを30-15のダブルスコアで上回ると、そのまま最後までリードを維持。クリッパーズは中盤まで何とか食い下がろうとしたが、バックスは9点差で迎えた第3Q残り6分から33-9のランで一気に畳みかけ、第4Qには点差を最大41点にまで広げてウェストの優勝候補チームを蹂躙した。
この日のバックス(20勝3敗)は、ヤニス・アデトクンボがわずか26分の出場で27得点、11リバウンドのダブルダブルを獲得。アデトクンボが30分未満の出場時間で25得点以上を記録するのは、これで4試合連続となる。
カワイ・レナードは試合後、アデトクンボのパフォーマンスについて「昨季よりも自信を持ってシュートを打てるようになっている」とその成長ぶりを評価。ジャンプショットに対する自信の回復は、昨季プレイオフ敗退後のアデトクンボが「来季に向けた重要な課題」としていた部分だ。
アデトクンボの他には、クリス・ミドルトンが17得点/5アシスト、エルサン・イリヤソバとパット・カナトンがベンチからそれぞれ13得点で貢献。合計で6選手が二桁得点をあげた。
ヤニスの誕生日
同日はアデトクンボの25歳の誕生日だった。
▼ホームアリーナから「ハッピーバースデー」
「今夜はファンのみんなが最高だった。僕を特別な気持ちにさせてくれた。今日という日を特別なものにしてくれた。誕生日に外出とかしてお祝いする人は多いけど、僕はやらない。そんなタイプじゃないんだ。でも今夜はファンたちが特別な日にしてくれた」
– ヤニス・アデトクンボ
▼ヤニスのキャリアTop25プレイ
クリッパーズのドック・リバースHCは試合後、「我々はヤニスに誕生日プレゼントをあげようと街中探し回った。だが見つけられなかった。だからこの勝利をプレゼントしたんだよ」、「言い訳がそれしか思い浮かばない。それほど我々は酷い出来だった」と敗因について自嘲的なコメントを残した。
16勝7敗となったクリッパーズは、カワイ・レナードが17得点、ポール・ジョージが13得点をマーク。リバースHCの言う通り、今季クリッパーズの試合としては最悪の出来で、チームのターンオーバー数(21)がアシスト数(18)を上回り、さらにバックスにペイントエリアで58得点を許している。序盤からチーム全体にエネルギーがなく、中盤ではルースボールやロングリバウンドを追いかける気力さえ残っていないようにも見えた。
ボックススコア:「NBA」