2021ドラフト1位のケイド・カニングハム、デビュー3戦目でキャリア初のダブルダブル達成
今年のドラフトで全体1位指名を受けたデトロイト・ピストンズ新人のケイド・カニングハムが、プロ3試合目となった現地4日のフィラデルフィア・76ers戦で18得点、10リバウンド、4アシストをマーク。試合には敗れたものの、キャリア初のダブルダブルを達成した。
今季ルーキーでダブルダブルを記録したのは、キャブス3位指名のエバン・モーブリー(4回)、ラプターズ4位指名のスコッティ・バーンズ(2回)、サンダー6位指名のジョシュ・ギディーに次いでカニングハムが4人目となる。
▼第3Qにはキャリア1本目のスリーに成功
前の2試合と同じく、カニングハムは76ers戦でもシュートで苦戦し、フィールドゴール成功は17本中わずか4本(スリー7本中1本)。ただこの日はFT10本中9本成功と、フリースローラインから得点を稼いだ。
足首の怪我でトレーニングキャンプとプレイシーズンを全休したカニングハムは、デビュー3試合でFG成功率17.9%(39本中7本)、スリー成功率0.5%(21本中1本)を平均。すでにプレイメイクや守備ではポテンシャルとIQの高さを感じさせるプレイを見せているので、外のシュートさえ安定してくればドラフト1位指名に相応しい活躍ができるようになるだろう。
試合後、カニングハムは自身のコンディションについて次のようにコメントした:
「ボールにはだいぶ慣れてきたと思う。ただ最初の3試合では明らかに効率的なシュートを打てていない。トレーニングキャンプには参加できなかったが、チームのみんなは僕をサポートしてくれて、常にボールを回してくれる」
– ケイド・カニングハム
同日の試合は、好守備で後半のペースを握った76ersが109-98で勝利。トバイアス・ハリスやダニー・グリーンらスターターが欠場していたが、セス・カリーが23得点、タイリース・マクシーが20得点でステップアップしてチームのオフェンスを引っ張った。
これで76ersはシーズン7勝2敗でイースト単独首位に浮上。今オフにトレードを要求したオールスターのベン・シモンズがロスターに戻らない中、予想以上のシーズンスタートを切っている。
敗れたピストンズ(1勝7敗)はカニングハムの他、ジェレミー・グラントがゲームハイ27得点をマークした。
ボックススコア:「NBA」