東京オリンピック最終予選が開幕、ウィギンスのカナダとドンチッチのスロベニアが初戦勝利
現地6月29日、東京五輪男子バスケットボールの出場枠を争うFIBAオリンピック最終予選が、世界4カ所(カナダ、リトアニア、クロアチア、セルビア)で開幕した。
まず大会初日には、FIBA世界ランキング21位のカナダ代表が6位のギリシャ代表に97-91で勝利。カナダは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズが23得点、ニューヨーク・ニックスのRJ・バレットが22得点と、NBA選手たちが活躍。オクラホマシティ・サンダーのルー・ドートは、持ち前のディフェンス力を発揮して勝利に貢献した。
今年のカナダ代表には、ウィギンス、バレット、ドートの他にも、マブスのドワイト・パウエルやピストンズのコーリー・ジョセフ、スパーズのトレイ・ライルズなど現役NBAプレイヤーが多数参戦。
ナゲッツのジャマール・マレーやOKCのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、セルティックスのトリスタン・トンプソン、グリズリーズのディロン・ブルックスは怪我などを理由に代表チーム入りを見送っている。
カナダは若手のガード/ウィング層がかなり豊富。ヘッドコーチは、NBA優勝経験のあるラプターズのニック・ナースHCだ。もし次のFIBA大会にマレーやSGAを含むフルメンバーで臨めるなら、優勝候補の一角になるだろう。
FIBAでもルカ・マジック
最終予選2日目では、ルカ・ドンチッチ率いるスロベニア代表(FIBA16位)がアンゴラ代表(33位)に118-68で完全勝利。ドンチッチがわずか17分の出場で13得点、9アシスト、6リバウンド、5スティールの大活躍を見せた。
現在開催中の東京オリンピック最終予選には24ヵ国が参加。最終的に4チームが五輪本戦への出場権を得る。
ボックススコア:「FIBA」