クリス・ポールがロケッツと再契約で合意
今夏FA解禁日の午前0時を迎えると同時に契約合意が発表。双方に一切の迷いはなかった。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、クリス・ポールは現地7月1日にヒューストン・ロケッツとの再契約に合意。オプションなどの契約の詳細は今のところ不明だが、期間は4年/1億6000万ドルのマックスサラリーだという。
ポール自身も報道の直後、「やり残した仕事がある」としてTwitterでロケッツ残留を発表した。
https://twitter.com/CP3/status/1013271051764158464
昨夏にクリッパーズからロケッツへとトレード移籍したポールは、シーズン58試合の出場で18.6得点、7.9アシストを平均し、2018年MVPのジェイムス・ハーデンと共にチームを球団新記録の65勝に牽引。プレイオフでは、カンファレンス決勝で先に3勝を挙げ、王者ウォリアーズをギリギリのところまで追い詰めたが、ハムストリングの負傷により戦線離脱という残念過ぎる形に終わった。
クリス・ポールは今年の5月で33歳になった。なのでロケッツは将来的に、37~38歳になる契約最終年のポールに年俸4000万ドルを支払うこととなる。その時までポールがオールスターレベルのパフォーマンスを維持できる可能性は低く、怪我癖も考慮すると、不安要素がたっぷりの契約だが、ハーデンが全盛期のうちに本気で優勝を狙いにいくのであれば、他に選択肢はなかった。ロケッツにとっては、今後1~2年が勝負になる。
なおロケッツのFA動向では、ポールの他に、ジェラルド・グリーンが1年/240万ドルのミニマムで再契約に合意。その一方で、過去4シーズンでチームに大貢献したフォワードのトレバー・アリーザがロケッツを離れる決断をし、フェニックス・サンズと1年/1500万ドルの契約で合意したと報じられている。
参考記事:「ESPN」