クリス・ポールが第4Qを完全支配、サンズがマブスに2連勝でシリーズ2-0
2シーズン連続でのファイナル進出を狙うフェニックス・サンズが現地5月4日、フットプリント・センターで行われたダラス・マーベリックスとのウェスト準決勝第2戦に129-109で快勝。シリーズを2勝0敗とした。
第2戦では、僅差で迎えた第4Qに大ベテランPGのクリス・ポールが無双。ピック&ロールからマブスの守備を蹂躙し、一気に試合の流れを変える。
この日の試合は、第4Q残り11分の時点で89-86の1ゴール差。このまま終盤の接戦にもつれ込むと思われたが、そこからポールがゾーン状態に入ってゲームをテイクオーバー。第4Q最初の5分間だけで13得点と2アシストをあげる活躍ぶりで、サンズに勝利をもたらした。
ポールは最終的に28得点、8アシストをマーク。サンズは第4Q残り5分45秒でポールがベンチに下がると、その直後にデビン・ブッカーが3本連続でスリーを決めて勝利を確実にした。今季ポストシーズンでのポールは、第4Qの平均得点でリーグ首位となる10.2得点を記録している。
ポールの他には、ブッカーがゲームハイ30得点を獲得。ゲーム終盤のサンズは、ピック&ロールからルカ・ドンチッチを徹底的に攻めて流れを引き寄せた。
一方で、シリーズ0勝2敗となったマブスは、ドンチッチが22本中13本のFG成功からゲーム最多の35得点で奮闘。ジャズとの第1ラウンドで27.8得点を平均する大活躍を見せたジェイレン・ブランソンは、この日もサンズのサイズとフィジカルに大苦戦し、28分の出場で9得点(FG12本中3本)に終わっている。
マブスがここからシリーズを接戦に持ち込むには、ドンチッチ以外の選手(特にガード陣)によるステップアップが必須。第3戦は、現地6日にダラスで行われる。
ボックススコア:「NBA」