クリス・ポール、ハムストリング負傷で第6戦欠場へ
あまりにも残念すぎる…。
ヒューストン・ロケッツは現地25日、ポイントガードのクリス・ポールがハムストリングの怪我により、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンスファイナル第6戦を欠場することを発表。ロケッツによると、チームがゴールデンステイトでの第6戦を終え、ヒューストンに戻った後に、再検査を予定しているという。
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アクシデントがあったのは第5戦の終盤で、ポールはスピンムーブからフローターを放った際に右足のハムストリングを負傷。脚を抱えながらフロアに倒れこみ、間もなく立ち上がるもほとんど身動きが取れず、1点差で迎えた第4Q残り22秒の正念場でベンチに下がることを余儀なくされた。
あのタフなクリス・ポールが自身のキャリアで最も重要ともいえる場面で守備にも戻れなかったというのは、よほどの痛みだったのだろう。
第5戦でのポールは、38分の出場で20得点、7リバウンド、6アシスト、3スティールをマーク。相棒のジェイムス・ハーデンがスリー11本すべてに失敗と大苦戦する中、自身もFG19本中6本成功とシューティングの面では好調と言えなかったが、後半には難しいショットを何本も沈めながら勝利に大貢献した。
2勝2敗で迎えたホームでの大接戦を制し、ファイナル進出に王手をかけたロケッツだが、クリス・ポールの欠場はあまりにもダメージが大きい。得点やプレイ指揮はもちろんだが、ポールは守備面でも欠かせないピースとなっている。
このシリーズでのロケッツは、フィジカルかつ統率のとれた見事なスイッチディフェンスを展開しており、ウォリアーズのオフボールやトランジションでの得点を大幅に制限。モーションオフェンスが最大の武器であるウォリアーズをアイソレーションに頼らざるを得ない状況に引きずり込み、とことんリズムを狂わせている。カンファレンスファイナルでは主に7選手ローテーションで戦ってきたロケッツだが、ポール抜きで同じ守備ができるかどうかは疑問だ。
これまでプレイオフでは、ほぼ毎年のように怪我(もしくはチームメイトの怪我)に悩まされ続けてきたクリス・ポール。今年こそはどんな結果になるにせよ力を出し切れると思っていたので、残念で仕方ない。
なおマイク・ダントーニHCによると、第6戦欠場が決まっているポールだが、遠征には同行する予定とのこと。なので、もしかするとそこまで深刻な怪我ではないのかもしれない。もしシリーズが第7戦にもつれ込むのなら、それまでにポールがプレイ可能な状態まで回復できることを祈るばかりだ。
第6戦は現地26日にオラクルアリーナで行われる。
参考記事:「Rockets」