カリーが復帰戦で28得点、ウォリアーズはシリーズ2連勝
昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズがついに100%の状態に戻りつつある。
ウォリアーズは現地5月1日、オラクルアリーナで行われたニューオリンズ・ペリカンズとのカンファレンスセミファイナル第2戦に121-116で勝利。1回戦スイープで勢いに乗っていたペリカンズからホームで2連勝をあげ、シリーズを2勝0敗とした。
この日のウォリアーズは、ステフィン・カリーが左ひざの内側側副靭帯損傷から戦線復帰し、ベンチから27分の出場で28得点をマーク。オフボールの動きも良く、序盤からクイックリリースのプルアップスリーを沈めるなど、1カ月半ぶりの試合としてはあまりブランクを感じさせないパフォーマンスを披露し、+/-ではチーム最多のプラス26点を記録した。
スティーブ・カーHCによると、ベンチスタートを申し出たのはカリー本人らしく、ウォリアーズが第1戦で見せたいいリズムを狂わせたくなかったからだという。
▼やはりカリーいてこそのGSW
超アップテンポなペースで始まった第2戦は、前の試合とは一転して、大部分を通してほとんど差が広がらない接戦となり、第4Q残り7分の時点で101-98の3点差となるが、ウォリアーズはそこからグリーンをセンターに置いた“デス・ラインアップ”で18-8のランを展開してペリカンズを圧倒。特にケビン・デュラントがポストでのミスマッチから連続でフェイダウェイを沈めるなど大活躍し、残り時間1分30秒にはリードを13点に広げて勝利を決めた。
▼クラッチKD
ウォリアーズはカリーの他、第4Qに15得点をあげたデュラントが29得点/7アシスト、ドレイモンド・グリーンが20得点/12アシスト/9リバウンドでオールラウンドに活躍。クレイ・トンプソンがFG20本中4本の10得点と精彩を欠いていたが、チーム合計で36アシストをあげるウォリアーズらしいバスケを見せつつ、フリースロー本数で27-9とペリカンズを大きく上回っている。
敗れたペリカンズは、25得点/15リバウンド、ドリュー・ホリデーが24得点/8アシストで大奮闘。13点ビハインドで迎えた残り時間90秒からフルコートプレスでウォリアーズにミスを連発させ、1分後に6点差にまで迫ったが、逆転するには時間が足りなかった。
なお第2戦ではホリデーが46分、デイビスが43分出場し、2人の合計で48本のショットを打ったが、どちらもフリースローが0本。チーム全体でも、ペイントエリア内で54本のフィールドゴールを放ち66得点をあげるなど積極的にインサイドを攻めていた印象だが、とにかくシューティングファウルを稼げていない。
デイビスとホリデーの他は、ラジョン・ロンドが22得点/12アシスト、ニコラ・ミロティッチが18得点を獲得し、スターター全員が二桁得点をマーク。ロンドは3Pラインで完全放置するウォリアーズ守備に対して4本中3本のスリーを沈めた。
このシリーズでは、スター選手たちのマッチアップの他にも、ロンドの煽りが面白い。第2戦でも、ドレイモンドをターゲットにちょっかいを出しまくっていた。
▼ハイファイブを求めてみたり
https://twitter.com/BallOnIy/status/990703120467550208
▼グリーンの前を無駄にウロチョロしたり
▼ついには顔の汗をボールにこすりつける
https://twitter.com/World_Wide_Wob/status/991547267147599872
シリーズ第3戦は、現地4日にニューオリンズで行われる。
ボックススコア:「NBA」