リラード50得点ダブルダブル、ブレイザーズがペリカンズに奇跡的な逆転勝利
『Dame Time』(デイム・タイム)が再び到来。そこにペリカンズのメルトダウンが加わり、ブレイザーズの大逆転劇へと繋がった。
ポートランド・トレイルブレイザーズは現地16日、本拠地モダ・センターで行われたニューオリンズ・ペリカンズとの試合に125-124で勝利。デイミアン・リラードが50得点、10アシストのダブルダブルでチームを牽引した。
この日の試合は、序盤からペリカンズが主導権を握り、第4Q残り6分を切ったところで17点リードを奪取。大ピンチに追い込まれたブレイザーズだったが、そこから『Dame Time』のアラームが鳴り、奇跡的なカムバックを成し遂げる。
リラードは第4Qにピリオド20得点を獲得。特にラスト6分間では、2本のスリーを含む6本中4本のフィールドゴール、5本中5本のフリースローに成功と、再び神懸った勝負強さを発揮した。
12回目の50点ゲーム
リラードが50得点に到達したのは、今回でキャリア12回目。通算50点ゲームの数でレブロン・ジェームズと並び、歴代7位となった。
また、リラードが50得点/10アシスト以上でのダブルダブルを記録するのは3回目。これはラッセル・ウェストブルックとネイト・アーチボルドに並ぶ歴代2位タイの数字だ(1位はジェイムス・ハーデンで8回)。
歴代屈指のクラッチプレイヤー
NBA.comのデータによると、今季のリラードはクラッチタイム(5点差以内で迎えた試合残り5分以下)のスタッツで、リーグ最多となる5.6得点を平均している。
クラッチタイムでのシューティングスプリットは、FG60.3%、スリー53.3%、FT100%。さらにショット当たりの得点効率を測るエフェクティブFG%((FG成功数 + 0.5 × 3P成功数) / FGアテンプト数)では、74.1%という人外な数字を記録中だ。
エース級プレイヤーの今季クラッチタイムにおけるエフェクティブFG%を見てみると、リラードの他には、ジェイムス・ハーデンが66.3%、カイリー・アービングが62.8%、レブロン・ジェームズが56.3%、ルカ・ドンチッチが53.8%で上位。リラードのeFG74.1%という数字が、いかにぶっ壊れているか良くわかる。
ボックススコア:「NBA」