ダニエル・ギブソンがバスケ選手からラッパーにジョブチェンジ
元クリーブランド・キャバリアーズの“ブービー”ことダニエル・ギブソンが現地9日、ニューヨークのラジオ番組『The Breakfast Club』に出演し、プロバスケのキャリアに終止符を打ってラップキャリアに専念していくことを宣言した。
「NBAのキャリアを断念して、本格的にラップを始める」
– ブービー
現在29歳と、アスリートとしてまだまだ脂の乗った時期にあるギブソンだが、キャリアチェンジを思い立った理由は怪我とのこと。特に2012年に靱帯断裂の重傷を負ってからは、思うようにプレーできなくなり、選手としての限界を感じたのだという。それでも、NBAキャリアの後に何かをできるのは幸運だとして、「違う分野に足跡を残すチャンスだと思う」とポジティブに語った。
「理想のレベルでプレーできなくなったと感じた。辛かったよ。自分のポテンシャルを知りながら、試合に出てもそれを十分に発揮できないんだ。痛みを我慢しながらプレーを続けているうちに、僕にはバスケットボール以外の道もあるということに気が付いた。やれるところまでやるつもりだったし、実際にNBAで出来る限りのことはすべてやったと思う」
– ブービー
ここ3~4年をかけてラッププロジェクトに取り組んできたというギブソン。番組の途中では、アカペラでフリースタイルを披露した。
▼『Suicide』 by ブービー
2006年のドラフト全体42位指名でキャブスに入団したギブソンは、1年目から控えのスリーポイントシューターとして活躍。2007年のプレーオフでは、キャブスのファイナル進出に貢献し、7シーズンのキャリアを通して3P成功率40.7%(歴代19位)を平均している。2013年以降はどのチームとも契約していない。
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