デリック・ローズ、ニックスへトレード移籍
現地6月22日、ニューヨーク・ニックスとシカゴ・ブルズとの間でトレードが成立。ポイントガードで2011年MVPのデリック・ローズがニックスへと移籍することが決定した。
ニックスはローズと一緒に、ジャスティン・ホリデーと2017年ドラフト2巡目指名権を獲得。見返りとして、ロビン・ロペスとジェリアン・グラント、ホセ・カルデロンの3選手をブルズへと放出している。
https://twitter.com/nyknicks/status/745708073382219776
今年もオフシーズンに突入して、さっそくビッグネームのトレードが飛び出した。昨季のローズは、2011-12シーズンにACLを断裂して以降で最多となる66試合に出場し、16.4得点、4.7アシストを平均。ブルズにとって理想的なトレードだったとは言えないかもしれないが、PGポジションの層の厚さやローズの健康状態、契約があと1年しか残っていないことなどを考えると、これ以上の見返りを求めることは難しかったようだ。
▼デリック・ローズ、2015-16ハイライト
ブルズのジミー・バトラーは、5シーズン共にプレーしたローズに向けて、Instagramにはなむけのメッセージを投稿している。
「僕のポイントガード、兄弟へ: 21歳の時にマーケット大からこのリーグにやってきて以来、僕は君からたくさん教わった。シカゴに来て、MVPである君とプレーし、学べるというのは、僕にとって啓発的な経験だった。このリーグで突出するために必要な努力の姿勢を教えてくれた。君はあらゆる面でリーダーだ。常に支えになってくれるチームメイトであり、友人だった。君と共にプレーする機会を持てたことに関しては、ずっと感謝の気持ちを忘れない。そして、君がこれからもシカゴにいた時と同じように、素晴らしき選手、リーダーであり続けることを確信している」
– ジミー・バトラー
今オフシーズンのニックスは、キャップスペースに3000万ドルほど空きがある。ロペスを放出したことで、代わりのビッグマンを探す必要があるが、もしかするとドワイト・ハワードを獲得して、ローズ/カーメロ/ハワードで「5年前なら最強だったビッグ3」の結成というシナリオもありえるかも?
一方のブルズは、ジョアキム・ノア、パウ・ガソルとも再契約しないものと予想されており、来季からチームがガラリと変わることになる。ESPNによれば、ニックスがノアの獲得に関心を示しているという。
Image by Joe Glorioso/Flickr
参考記事:「ESPN」