ルカ・ドンチッチが足首捻挫から2週間ぶりに復帰、33得点で活躍
NBAでは現地12日、1月末から足首の捻挫で戦線離脱していたダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが、ホームで行われたサクラメント・キングス戦で復帰。
31分の出場で33得点、12リバウンド、8アシストをマークと、怪我の影響を微塵も感じさせない好パフォーマンスを披露し、マブスを130-111での圧勝に導いた。
2週間ぶりの実戦となったこの日のドンチッチは、序盤からコリー・ジョセフとのミスマッチをポストアップで攻めまくるなど、試合を通してアグレッシブにプレイ。開始4分にはカウントワンスローのサーカスショットを沈め、エース復帰を待ち望んでいた本拠地アリーナのファンを沸かせる。
マブスはドンチッチの他、クリスタプス・ポルジンギスが27得点、13リバウンド、5アシスト、3ブロックでオールラウンドに大活躍。デュオとしてのパフォーマンスでは、恐らくこれまでで最高の出来だっただろう。
ドンチッチは試合後、ポルジンギスとのケミストリーについて「どんどん良くなっている」とコメントした。
長期ブランクの影響もあってか、今季の大部分ではオフェンス面で期待されたほどのインパクトを残せていなかったポルジンギス。だが2月に入ってからは27.2得点、10.2リバウンドを平均と、マブス移籍後で最高潮のパフォーマンスを見せている。
ドンチッチ離脱中にチームの第1オプションを担うことで、本来のリズムや自信を取り戻し始めた部分もあるのかもしれない。
LukaとLuke
この日の試合では、第3Q終盤にドンチッチとキングスのルーク・ウォルトンHCが軽く口論となる場面があった。審判に抗議していたウォルトンHCにテクニカルファウルがコールされた直後でのことだ。
現地にいた『Sacramento Bee』のJason Anderson記者によれば、ドンチッチはサイドラインのウォルトンHCを指差しながら「やめておけよ」と忠告していた模様。さらに第4Qにスリーを沈めた際には、「どうだ」と言わんばかりにウォルトンHCを睨みつけていたという。
試合後、ドンチッチはこれらの行動について「彼(ウォルトン)から不快なことを言われたから」と説明。「毎試合で起こること。何も特別なことじゃないよ」と話した。
どうやらウォルトンHCは、テクニカルファウルでゲームが止まった際にドンチッチに向かって、「試合が終わったら、彼(審判の一人)にサインしてやれ。彼はお前のファンだ」と皮肉を言っていたようだ。
ウォルトンHCは試合後、この件について「ドンチッチが勘違いしているのかもしれない」と弁明。「私はルカを大いに尊敬している。彼に向かって何かを言っていたのではない。彼は素晴らしい選手で、チームを勝利に導いた。そんな彼に対して、私が何を言えるのか?」とコメントしている。
ボックススコア:「NBA」