ジャズ新人のドノバン・ミッチェル、主力不在のチームを引っ張る大活躍
2017-18シーズンほどルーキーのレベルが全体的に高いのはいつぶりだろう?
昨季の新人は、31試合の出場に終わったジョエル・エンビードを除いて、やや物足りない印象だったが、今季は約4分の1を終えた時点で、9人の新人が二桁得点を平均。オールスターレベルのパフォーマンスを続けるベン・シモンズ(76ers)をはじめ、セルティックスのジェイソン・テイタムやブルズのラウリー・マルケネン、レイカーズのカイル・クーズマなど、すでに多くのルーキーがチームの主力として活躍しており、13位指名を受けたユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルもその1人だ。
今季のミッチェルは、デビューから数試合こそシューティングに苦戦したものの、第2週あたりから大きく調子を上げ、22試合で15.3得点(ルーキー3位)、3.2アシストを平均。現地11月30日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では、ジョー・イングルスのロブパスから、まるで空中でもう一度ジャンプしたかのように滞空時間の長いアリウープダンクを叩き込むファインプレイを披露した。
このアリウープは、昨季のゴードン・ヘイワードとイングルスがよくやっていたプレイだ。
▼第4Qにも速攻から豪快にダンク
この日のミッチェルは、ロングレンジショットやプレイメイクでもポテンシャルを発揮し、36分の出場で24得点、6アシストをマークしてジャズの勝利に大貢献。試合後、クリッパーズのオースティン・リバースはミッチェルについて、「ベストルーキーだ」と大絶賛した。
「ドノバン・ミッチェルは今季NBAのベストルーキーだ。あの野郎は新人のくせにチームをリードしている。ベン・シモンズを除けば、彼ほどチームを背負っている新人はいないだろう。彼とテイタムは素晴らしい」
– オースティン・リバース
ミッチェルがデイミアン・リラードのような躍進を遂げられることに期待。
ボックススコア:「NBA」